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米国製マルチピュア浄水器のカートリッジ測定

世界No.1の浄水性能とうたっているマルチピュア浄水器のユーザー様から
ご使用済みカートリッジの測定のご依頼を頂きました。

実はこちらのユーザー様は千葉県千葉市稲毛区にお住まいのCDSW-01セシウム除去用シャワー浄水器のユーザー様で全国の水道水セシウム測定プロジェクトにもご参加頂いており流量メーターを設置されている下記の記事のユーザー様です。

緊急報告(2)千葉県千葉市の水道水中のセシウム値は前回の倍に推移

*カートリッジに吸着したセシウム総量(Cs-134+Cs-137)で34,618L、1,401.36Bq/kg
1Lあたりのセシウム総量(Cs-134+Cs-137)は0.04Bqですがカートリッジはセシウム500Bq/kgを吸着した時点で約6割吸着率が落ちるので実際には倍以上である可能性が非常に高いです。



放射性物質は除去出来ると明記されている事からマルチピュア浄水器を使い続けていらっしゃいますが、実際にセシウム(Cs-134+Cs-137)がどの程度除去出来るのかを確かめる為にご依頼頂きました。


マルチピュア浄水器は同じ米国製のシーガルフォー浄水器と同じく、RO(逆浸透膜)ではないタイプですが、放射性物質除去をアピールしている2大メーカーなので実際に福島第一原子力発電所事故由来のセシウム(Cs-134+Cs-137)
が最低でも0.04Bq/L以上含まれている水道水に対しての効果は私も知りたいところでしたので無償で測定をさせて頂きました。



届きましたフィルターのサイズは直径約113mmΦ×約253mmhで1本のみです。

IMG_2895

まずはそれをカットしました。

IMG_2897

粒子状の粒が入っていると予想していましたが活性炭の固まりのような状態でした。このままでは検査袋(10cm×14cm×2枚)に入らないので更にスライスして検査袋に328.1g入れました。

IMG_2899

このままでは厚みで検査室に入らないので更に細かく砕いて16時間の測定を行いました。


MPF1017-16h

16時間の長時間測定をした理由はフィルターの内容物によりK40などによるコンプトン散乱の影響などで正確な測定が出来ない可能性を考えての事でしたがセシウムを吸着しているのであれば明確なピークが出る筈と予想していました。
(ろ過材の主成分は圧縮成形活性炭、セルローズ繊維、ポリエチレン樹脂)

しかし邪魔する核種はほとんどなく、まったくと言っていい程、福島第一原子力発電所事故由来のセシウム(Cs-134+Cs-137)は吸着していない事がわかりました。
やはりRO(逆浸透膜)浄水器以外のフィルターに吸着させるタイプの浄水器ではセシウムなど放射性物質は除去出来てもごく僅かです。

福島第一原子力発電所事故由来のセシウム(Cs-134+Cs-137)除去に関しましては米国製の高価なRO(逆浸透)タイプではない浄水器に比べ、セシウム除去に特化したCDSW-01シャワー浄水器のカートリッジのセシウム吸着率は驚異的とも言えます。
実際のこのユーザー様の水道水を34,618L通過させた使用済みカートリッジは1,400Bq/kg以上のセシウムを吸着しました。浄水器が高価だから吸着するという事ではありません。


2018年10月19日追記

フィルター部分の白い膜(セルロース繊維)にセシウムが吸着している可能性を
考えその部分の測定を行いました。


IMG_2927

検体は50gですので16時間の測定を行ったのが下記のスペクトルです。

MPF2-1019-16H

Cs-137 662kev、Cs-134 796Kev近辺にわずかなピークは見えますが、定量下限値未満です。
測定器のiFKR-ZIP-Aの必要検体量は320gですので
検出下限値は6.4Bq/kgです。


換算値について

まったく同じ蛇口水のこのユーザー様の水道水をセシウム除去用シャワー浄水器 CDSW-01で34,618L通過させた使用済みカートリッジは1,400Bq/kg以上のセシウムを吸着した事を考えると6.4Bq/kg未満吸着している可能性はありますがほとんど効果は認められませんでした。



飲み水の最大100倍被ばくすると言う報告もありますので風呂やシャワーの水にも是非、対策をされる事をお薦め致します。
実際にビッツバーグ大学の水質科学の教授は、『シャワーやお風呂を通して、被曝する化学物質の量は、水道水を飲むより6〜100倍多い』と下記の『シャワーの害に関するアメリカからのレポート』で警告しています。
*http://heart.bird.to/shower/report.html
是非、セシウム吸着に特化したシャワー浄水器をご検討下さい。


セシウム除去用シャワー浄水器 CDSW-01

私は浴槽に貯めるお湯もこの浄水器からのお湯を使い、追い炊きで使用しています。

IMG_2905
セシウム、ストロンチウムなどで汚染された太平洋の海水の塩分濃度は3%です。
人体の塩分濃度は約0.85%なので、海に入ると肌から金属イオン等を排出する効果があります。逆に風呂の水の塩分濃度はほぼ0%なので全身の皮膚から汚染物質を吸収してしまうからです。毎日の蓄積を甘くみないほうが良いです。

地域により汚染度は異なります。下記のデータを参照して是非対策をして下さい。


CDSW-01各地の水道水セシウム値


RO(逆浸透膜)浄水器の場合は心臓部分であるメンブレンフィルターに原水を通して悪い水は排出し良い水だけを造るのでメンブレンフィルターにはセシウムなど放射性物質は吸着しません。
メンブレンフィルターは0.0001μのごく小さい孔が空いてそれ以上の大きさのセシウムやストロンチウム(0.0006μ)は排出します。
メンブレンフィルターメーカーは99%除去と明記しておりますが、除去出来ないわずか1%を吸着するのがオプションのDI(イオン交換樹脂)フィルターの役目です。
その除去出来なかったわずか1%をオプションのDI(イオン交換樹脂)フィルターで
吸着し、その効果を実証する為に下記のデータを蓄積致しました。

各地の水道水のセシウム値

除去出来なかったわずか1%を吸着する役目のオプションのDI(イオン交換樹脂)フィルターで東北、関東などほとんどの地区で福島第一原発事故由来のセシウムが検出されています。


特にセシウム汚染が深刻な地域ではオプションのDI(イオン交換樹脂)フィルターをお薦めしています。

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RO(逆浸透膜)浄水器は放射性物質以外の汚染物質をほとんど除去します。
インフルエンザウィールス、放射性物質より更に細かい粒子の水銀、クロム、カドミウム、ヒ素、ホルムアルデヒドなどの危険物質も高い除去率です。(*表参照)


除去

シーガルフォー浄水器のユーザー様がRO(逆浸透膜)浄水器タイプに変更されるケースが増えています。
長期間ご使用の前提であれば、一押しは私も使っている電気を使わない最新タイプのJPN-1がお得です!


ROct_JPN-1-c


とりあえず試しに使ってみたい方には同じく電気を使わないJPN-miniのレンタルをお薦めしております。


JPN-mini

詳しくは↓をご欄下さい(クリックするとページにとびます。)

0PPM-RO浄水システム



RO(逆浸透膜)浄水器タイプで気をつけなければならないのは心臓部分である肝心のメンブレンフィルターの偽物が出回っているらしいです。プロでも判別が難しいような認証シールまでそっくりなものがあるようですのですので安いフィルターは特に注意が必要との事です。
せっかくセシウム除去出来ると思い導入したRO(逆浸透膜)浄水器がセシウムなど放射性物質を除去出来なければ意味がありません。
確実なのはオプションのDI(イオン交換樹脂)フィルターを測定して数値で確かめる事です。


各地の水道水のセシウム値


放射能測定は現状を把握する為に、大変重要です。

セシウム検査もお気軽にご相談下さい!

食品はもちろん、尿検査など水分の測定も可能です。


放射能測定検査


電話でのお問い合わせもお気軽に!!


☎03-5629-6977

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