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東京都の水道水のセシウム汚染

ここ東京の水道水は福島第一原子力発電所事故由来のセシウムが事故から6年経過した今も確実に含まれています。
実際にシャワー浄水器CDSW-01を使用して80日で310.32Bq/kgを2017年1月3日に検出しました。

参考記事:セシウム総量 310.32Bq/g


セシウム100Bq/kgは『低レベル放射性廃棄物』として黄色いドラム缶に入れられ厳重に長期間管理されていた値です。
深刻な事態ですが首都圏に住む多くの方はその事を知りません。

ここ数年、水道水を主眼において様々な方法で測定を行ってきました。
測定する水の前処理としてイオン交換樹脂吸着法など出来るだけ効率が良い方法を模索してきました。

セシウムの吸着率が高い人工ゼオライトも実測して選別を行いました。

セシウム除去用シャワー浄水器 CDSW-01採用した人工ゼオライトの最大の特徴はセシウムの粒子より少し大きな孔があいており、一度捕獲したセシウムを逃しずらくセシウムと粒子がほぼ同サイズのストロンチウムの吸着も期待出来る事です。


ZeoNType

そして採用の人工ゼオライトの特筆すべきはセシウムの吸着率です。
天然ゼオライトに比べ約2.6倍もの吸着率である事がテストからわかっています。

天然ゼオライトと人工ゼオライトのセシウム吸着率比較

イオン交換樹脂と比較してもただシャワーで通水させるだけで驚くべき吸着率である事がわかっています。

イオン交換樹脂吸着法による微量放射能測定の可能性について


より正確な測定を行う為に、シャワー浄水器 CDSW-01に流量メーターを設置しました。
そして2017年5月5日に新品のカートリッジに交換(交換時メーターは10,000L)


IMG_5.5

継続して使用し、メーターが20,000Lになったので測定を行いました。

IMG_1110


(1)人工ゼオライトが吸着したセシウム


人工ゼオライト約50gの測定を3時間行いました。

画像

表示は Cs-All 14.5Bq/kg

換算値はCs-All 92.8Bq/kg

*放射能測定器のiFKR-ZIP-A基本検体量は320gですので、6.4倍が換算値です。

(2)天然ゼオライトと活性炭が吸着したセシウム

天然ゼオライト約50g+活性炭約30gの測定を4時間行いました。

Z50K30g601-4h
表示は Cs-All 9Bq/kg

換算値はCs-All 36Bq/kg

*放射能測定器のiFKR-ZIP-A基本検体量は320gですので、4倍が換算値です。


カートリッジが吸着したセシウム総量はCs-All 128.8Bq/kg


換算値について


1Lあたりに換算すると0.012Bq/kgです。


水道水の汚染で注意すべきはいつも汚染濃度は一定とは限りません。
2016年は同じ通水量でセシウムの汚染濃度は4倍にもなった時期がありました。
水源である貯水地の水位が下がった時は特に注意が必要です。

東京の水道水汚染の推移を知る為にこれからも出来るだけ定期的に測定を継続させたいと考えております。
汚染が軽微な地域の方もCDSW-01をご使用頂き通水量を教えて頂ければ、カートリッジ交換時には無料測定を行いますので是非ご利用下さい。




汚染度が低い地域の場合は、上部の人工ゼオライトの測定のみで、仮に30,000リットルを通水させた場合、私が使用しているSMTX社のiFKR-ZIP-Aの場合、必要検体量が320gで10時間で測定下限値が実測値で1Bq/kgですので、人工ゼオライト50gを測定した場合は重量換算から6.4倍の6.4Bq/kgが測定下限値となります。
6.4Bq/kgを30,000リットルで割ると実際の測定下限値は約0.000213Bq/kgになります。

チェルノブイリ事故の年の過去の蛇口水のCs-137のデータを参考までにご参照下さい。
日付 測定場所 Cs-137 mBq/L
1986.6.11 稚内市 3.7
1986.7.2 仙台市 2.96
1986.7.22 秋田市 4.81
1986.6.16 山形市 1.48
1986.6.5 水戸市 2.59
1986.6.28 さいたま市 1.48
1986.6.18 葛飾区 1.48
1986.6.21 金沢市 1.11
1986.6.18 長野市 1.11
1986.6.18 名古屋市 3.367
1986.8.4 京都市 1.48
1986.6.12 神戸市 1.85
1986.6.11 和歌山市 2.22
1986.6.25 岡山市 1.11
1986.5.13 広島市 1.11
1986.6.9 福岡市 2.59
1986.6.3 長崎市 2.22
1986.6.12 鹿児島市 1.48
1986.7.8 那覇市 1.85
*環境放射線データベース参照
hoshano.go.jp/servlet/search.top?pageSID=165655196
1.調査対象 : 陸地 2.調査年度1986〜1987年 3.地域:全国
4.調査カテゴリー 陸水 5.調査試料 蛇口水 6.調査核種 Cs-134 Cs-137
*1mBq/L以上の数値をピックアップしてみました。


何度も書きましたが、水道水は最後のライフラインです。
毎日の風呂やシャワーで使うお湯から出る湯気で呼吸器から肺に吸収し蓄積します。
飲み水の最大100倍被ばくすると言う記述がもし本当なら取り返しがつきませんので是非真剣に考えて下さい。



天然ゼオライトを使用したお手軽に自作出来る簡易フィルターの作り方は下記をご参照下さい。
誰にでも手軽に出来る対策でセシウムを約4割吸収する事が出来ます。(CDSW-01と対比して)


風呂とシャワーの水対策

image1 (

飲料水はセシウム、ストロンチウム、ヨウ素など除去可能な0ppm-RO浄水システムを是非、
ご検討下さい☆

首都圏にお住まいの方にはオプションのDI(イオン交換樹脂)フィルターの設置をお薦めしております。
RO(逆浸透)方式の浄水器は放射性物質除去に特化しておりますが完全ではありません。

飲み水に関しましては放射能を測定するものではありませんが、TDSメーターと言う不純物濃度を測定する安価なメーターがございます。
そのメーターで0ppmの水を飲用される事をお薦めしております。
トリチウムなど除去不可能な放射性物質などを考慮しますとご自身でお使いの水はTDSメーターで数値を管理する事が大切だと考えております。


ご質問等ございましたらお気軽にお問い合わせ下さい。

電話でのお問い合わせもお気軽に☆


☎03-5629-6977

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