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ゼオライトに吸着させた水道水の測定(9)

東京金町浄水場からの蛇口水に含まれる福島第一原子力発電所事故由来のセシウムを除去する為に、浴槽に貯める水に毎日、ゼオライトをペットボトルに入れたものを通水させています


1日で約240リットルたまるので、10回ごとに繰り返し測定を行っています。

画像

前回記事ではゼオライトのセシウムの参考換算値は103.6Bq/kgでした。

合計で90日経過しました今回もゼオライト80gを取り出し、それを一時間測定してみました。

Zeo80g90d1h

Cs-All で28.5Bq/kgですので4倍の114Bq/kgが参考値です。

ちなみに上記スペクトルは無汚染のゼオライト80gでバックグラウンドを取得したものとの比較です。
参考までにノーマルBGのデータは下記のスペクトルをご欄下さい。

画像

Cs-All 37.7Bq/kg、参考換算値は4倍の150.8Bq/kgと大幅に違いがある事がわかります。
ノーマルのBGでは数値が過剰になってしまいます。

ノーマルBGとゼオライト80gのBGとの比較が下のスペクトルです。

画像

茶色のノーマルBGに対して赤色のゼオライトBGは明らかに上に持上がっている事がわかると思います。
このような場合は数値が過剰になってしまうので必ず、過剰分を差し引く必要があります。
多くの測定所ではこれを行ってないケースが目立ちます。

多くの検体に含まれるK-40などの影響でも数値が過剰になってしまうので正しい測定を行う為には過剰分を差し引く必要があります。

K40によるコンプトン散乱による誤検出の回避を参考にして見て下さい。


手間と時間はかかりますが、出来るだけ正しい測定を普及させる為には必須です。
福島第一原子力発電所事故より5年が経過しましたがまだまだ正しい測定が普及してないと実感しております。

コストパーフォーマンスに優れたSMTX社の測定器は自信を持ってお薦め致します。

2016年4月1日より2016年5月11日迄にご予約頂いた方に下記の2機種は特別価格、特別特典付きにて販売させて頂きます。


iFKR-ZIP-Pro


iFKR-ZIP-A


上記測定器で水道水など液体の検体のCsを0.00XBq/kgオーダーまで濃縮させて測定するノウハウなどもお伝え致します。

Cs-137の半減期が約30年である事だけとりましてもこれからも長期間に渡り測定を継続させる事が何よりも大切だと思います。


興味がある方はお気軽にお問い合わせ下さい。

電話でのお問い合わせもお気軽に!


☎03-5629-6977

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