前回の記事で水道水の検出下限値につきまして書きましたがイオン交換樹脂吸着法で出来るだけ正確な前処理を行う為に、TDSメーターを活用する事は大切な事だと思います。
しかし吸着率は落ちても月に一度程度は確認する為にもより簡単な方法も考えたほうが良いと考えておりました。
そこで9月29日の記事と方法は同じですが今回は水を無駄にしない為に浴槽に水を溜ながらイオン交換樹脂に通過させてみました。
イオン交換樹脂吸着法でTDSメーターを活用して前処理を行った場合は51リットルの水でセシウム総量 0.0113Bq/kg検出致しましたが9月29日の記事で約100リットル通水しただけでは検出が出来ませんでした。
今回は2分間で約1Lの水を出し計8時間、つまり約240リットルの水を通水させました。
イオン交換樹脂を取り出し水分を出来るだけ抜いて約320gでiFKR-ZIP-Aで16時間の測定を行いました。
表記 Cs-All 2.4Bq/kg
240,000cc÷320=750倍に濃縮された計算です。
参考換算値 Cs-All 0.0032Bq/kg とかなり低めに出ました。
予想どうり通水させただけでは正確な測定は難しいですが、前処理の手間が比較的かからず濃度の推移を検証するには十分だと言う事がわかりました。
同じイオン交換樹脂で水道水は4回測定して0.01Bq/kg台でしたの約3分の1程度の低い数値になると言う事がわかれば濃度の変化の目安になります。
イオン交換樹脂吸着法によるTDSメーターを活用しての前処理はより正確性を担保する意味では大変重要かと思いますが、汚染の推移を見るという観点からそれだけに拘らなくても良いのではないかと考えます。
吸着率が判明していなくても汚染の推移を確認する事も大切だと思うからです。
いずれにしましてもイオン交換樹脂はセシウム測定を行う上で今後共研究を続けていく事は大切だと感じました。
水道水は測定してみたいが前処理が大変なので躊躇されている方も実際にいらっしゃいます。
測定検査をご依頼の方でもイオン交換樹脂吸着法による微量放射能測定に興味がある方は是非お気軽にご相談下さい。
イオン交換樹脂吸着法による微量放射能測定の可能性について
電話でのお問い合わせもお気軽に☆
☎03-5629-6977
しかし吸着率は落ちても月に一度程度は確認する為にもより簡単な方法も考えたほうが良いと考えておりました。
そこで9月29日の記事と方法は同じですが今回は水を無駄にしない為に浴槽に水を溜ながらイオン交換樹脂に通過させてみました。
イオン交換樹脂吸着法でTDSメーターを活用して前処理を行った場合は51リットルの水でセシウム総量 0.0113Bq/kg検出致しましたが9月29日の記事で約100リットル通水しただけでは検出が出来ませんでした。
今回は2分間で約1Lの水を出し計8時間、つまり約240リットルの水を通水させました。
イオン交換樹脂を取り出し水分を出来るだけ抜いて約320gでiFKR-ZIP-Aで16時間の測定を行いました。
表記 Cs-All 2.4Bq/kg
240,000cc÷320=750倍に濃縮された計算です。
参考換算値 Cs-All 0.0032Bq/kg とかなり低めに出ました。
予想どうり通水させただけでは正確な測定は難しいですが、前処理の手間が比較的かからず濃度の推移を検証するには十分だと言う事がわかりました。
同じイオン交換樹脂で水道水は4回測定して0.01Bq/kg台でしたの約3分の1程度の低い数値になると言う事がわかれば濃度の変化の目安になります。
イオン交換樹脂吸着法によるTDSメーターを活用しての前処理はより正確性を担保する意味では大変重要かと思いますが、汚染の推移を見るという観点からそれだけに拘らなくても良いのではないかと考えます。
吸着率が判明していなくても汚染の推移を確認する事も大切だと思うからです。
いずれにしましてもイオン交換樹脂はセシウム測定を行う上で今後共研究を続けていく事は大切だと感じました。
水道水は測定してみたいが前処理が大変なので躊躇されている方も実際にいらっしゃいます。
測定検査をご依頼の方でもイオン交換樹脂吸着法による微量放射能測定に興味がある方は是非お気軽にご相談下さい。
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