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セシウム濃度と測定時間の関係

mFKRで繰り返し、テストを行っています。
セシウム濃度と測定時間の関係をわかりやすく説明する為に下記テストを行いました。


セシウム(Cs-137、Cs-134)総量でそれぞれ10分(600秒)の測定のスペクトルです。

100Bq/kg
100bq600s.jpg
Cs-All/112.2Bq/kg

50Bq/kg
50bq600s.jpg
Cs-All/57.8Bq/kg

25Bq/kg
25bq600s.jpg
Cs-All/34Bq/kg

5Bq/kg
5bq-600s.jpg
Cs-All/10Bq/kg


それぞれのスペクトルでCs-137/662Kev近辺の赤のマーカーに注目して頂くとわかると思いますが100Bq/kg、50Bq/kgまではなんとなく662kev近辺を中心に山が見えていて数値も比較的近い数値が出ています。
25Bq/kgになると山がわかりずらくなり、5Bq/kgになると更に山がなくなり数値もバラツキます。

そこでまず25Bq/kgの試料で測定時間を2倍の20分にしてみました。

25Bq/kg(20分)
25bq1200s.jpg
Cs-All/30.6Bq/kg

山は少しだけ見やすくなり数値も近くなってきました。

5Bq/kgは50Bq/kgの10分の1なので10倍の6,000秒の測定を行ってみました。

5Bq/kg(6,000秒)
5bq-6000s.jpg
Cs-All/6.2Bq/kg

かなり山も見えてきて数値も真の値に近ずきました。


Cs-137/662Kev近辺の山も短時間の測定よりハッキリ見えてくる事がわかり数値も真の値に近くなる事がわかります。
測定するセシウムの濃度により測定時間はより長くする必要がある事がわかると思います。


mFKRはCsI(Tl)検出器を採用しております。Ge(Li)より格段に感度が良いのですがそれでも5Bq/kgの試料を正確に定量する為にはまだ測定時間が不足しています。

性能確認用試料セシウム5Bq/kgテスト
での測定を参照頂きたいのですが5時間の測定時間は必要な事がわかると思います。
セシウム濃度がより微量になれば当然、カウントされる数も減るのでより長い測定時間が必要になります。
ゲルマで1時間で0.3Bq/kgなどの表示や4時間で0.5Bq/kgなどの下限値の表示をよく見かけますがゲルマは感度が悪いので基本的に数ベクレルまで定量するには最低、50,000秒の測定時間が必要な事がおわかり頂けると思います。

今回のテストでわかった事は50Bq/kg以上の試料であれば10分もあればスクリーニングは可能です。
1時間で6検体、10時間で60検体のスクリーニングが可能です。
25Bq/kg程度でしたら最低20分の測定時間は必要だと思います。
測定の際に指標とする濃度により測定時間を臨機応変に変えていく事が必要です。
*測定器の性能やBGなどの環境により異なります。


スクリーニング検査と精密検査を正しく使い分ける事が重要です。

原子力発電所外に適応されている放射能に関する主な指標例

年内の営業は本日、午前中で終わりです。
年明けは5日からの営業になりますが0PPM-RO浄水システムは1月4日から取付開始です。

今年一年感謝致しますと共に、また来年も宜しくお願い申し上げます。

皆様、良いお年をお迎え下さい☆






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