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首都圏の水道水のセシウム汚染について


人類史上最悪の福島第一原子力発電所事故による放射性物質が6年半経った現在も放出されており、非常事態宣言は今も継続しています。

放射能は目に見えず無味無臭である為、多くの人の緊張感は既になくなっている。
今年始めに650シーベルトと言う過去最悪の推定値が発表されたにも関わらず多くの人が無関心です。
現在も大気中に放出されている放射性物質の汚染も深刻だが、もっとも大切なライフラインの一つの水道水汚染にももっと目を向ける必要があります。


現実的に現在も東北や首都圏の蛇口水に福島第一原子力発電所事故由来の放射性物質が含まれている事が問題です。

ここ数年は特に水道水中のセシウムに重点をおいて測定をおこなってきました。
福島第一原子力発電所事故による汚染である事はCs134を検出する事でわかる。
そして今でも福島第一原子力発電所事故によるセシウムが首都圏の蛇口水に含まれている事を我々は真剣に考える必要があります。
セシウムの300倍危険だと言われているストロンチウムは測定する事は専門の研究機関以外では困難です。
原子炉内に1対1の比率で含まれていますので福島第一原子力発電所事故由来のセシウムがあると言う事は当然、ストロンチウムや放出された他の核種も考慮すべきです。


またチェルノブイリ事故1年後のここ葛飾区の蛇口水はCs-137に比べSr-90は8倍もの値になっていた事も同様に考慮すべきです。
*参照 http://geiger.grupo.jp/blog/1844418

比較的測定が容易なγ線を放出するセシウムの定量を継続し汚染の推移を知る事は大変重要だと考えます。
その為、食品などに比べ、難しい液体の測定に特化して試行錯誤を繰り返してきました。

イオン交換樹脂吸着法による液体の微量放射能測定の可能性についてに詳しい記述があるが、さまざまな種類のイオン交換樹脂でセシウムの吸着率のテストを繰りかえしてきました。

水道水にイオン交換樹脂にセシウムを吸着させるには撹拌が必要で、かなりの手間がかかります。
一日数時間の撹拌作業をやって約50Lの水を吸着させる為に3日必要でした。

*参照 http://cdcreation.grupo.jp/blog/1059220

イオン交換樹脂吸着法による前処理の測定でここ金町浄水場からの蛇口水のセシウム汚染は1Lあたり0.0113Bqのセシウムが検出された。

測定時期が違う為、単純比較は出来ないが前処理なく、ただ水を通すだけで吸着率が高い人工ゼオライトを採用した浄水器内のカートリッジの中身の測定では同じ蛇口水で1Lあたり0.0129Bqを吸着した。
汚染度がほぼ同じだと仮定した場合、イオン交換樹脂吸着法のように時間をかけて撹拌する必要もなく、ただ通水させただけでその数値を上回った事は特筆に値する。
ただ、前述したように汚染度は常に一定とは限らない為に汚染が酷くなった可能性も否定出来ない。
参考までに2016年1月と2016年8月のほぼ同水量のテストでは8月が1月の4倍の汚染度だった事もある。
*参照 http://cdcreation.grupo.jp/blog/1434011

セシウム除去用シャワー浄水器 CDSW-01で採用した人工ゼオライトは天然ゼオライトに比べ約2.3~2.6倍の吸着率である事がテストからわかっている。高価だがこの人工ゼオライトを採用した理由は人工的にセシウムの粒子より少しだけ大きな孔があけてあり、一度吸着したセシウムを逃しずらい構造になっている。そしてセシウムとほぼ同サイズのストロンチウムの吸着も理論的に期待出来るからだ。

2016年11月に販売を開始したこのセシウム除去用シャワー浄水器 CDSW-01はユーザーさんのアイディアから洗濯機やトイレなど転用も可能です。
内部被ばくの観点から特に気をつけて頂きたいのはシャワーや風呂のお湯です。
何度か紹介しましたが、『シャワーの害に関するアメリカからのレポート』です。

*参照 http://heart.bird.to/shower/report.html

多くの学者などが警鐘している一部を以下に抜粋します。
ピッツバーグ大学の水質科学の教授は、『シャワーや風呂を通して、被ばくする化学物質の量は、水道水を飲むより6倍〜100倍多い。』

お湯に含まれる汚染物質の20%〜90%は、入浴中及びシャワー中に皮膚を通して、又は湯気を吸い込む事で体内に吸収されています。
著書 IS THIS YOUR CHILD ドリス・Jラップ女史ニューヨーク州立大学臨床小児科助教医学博士


例え一日では微量でも毎日に風呂やシャワーのお湯で湯気で呼吸器から肺に吸収し蓄積されていく事を考えただけで鳥肌が立ちました。
セシウムだけではありません。もしストロンチウムがその8倍の値であったら取り返しがつかないからです。
セシウムの300倍危険であるストロンチウムが、もし8倍だったら多くの知らない人に近い将来、健康被害が出る事は火をみるより明らかです。
セシウムの体内半減期(半分の値になる期間)は諸説あり70日〜100日程度です。しかしストロンチウムの体内半減期は約50年。
つまり一度吸収してしまうとほぼ一生涯、排出されません。
特に成長期のお子さんがいらっしゃる方は是非対策をお願い致します。
子供と大人では被ばくの影響が大幅に違う事を忘れないで下さい。


毎日の蓄積が恐ろしいので家では浴槽に入れるお湯もシャワー浄水器CDSW-01を通し、そのお湯を使用しそれを追い炊きしています。
シャワー浄水器の使った水量がわかるように流量計(水量を測るメーター)をつけ10,000Lごとにカートリッジから中身を取り出し測定を行っています。

最新のデータでは40,000Lでセシウム516.72Bq/kgでした。

数値をみてピンと来ない方もおられると思いますが、セシウム100Bq/kgは福島第一原子力発電所事故前は『低レベル放射性廃棄物』として黄色いドラム缶に入れられ厳重に長期間管理されていた値です。


業務上、詳しい事は申し上げられませんが少なくとも福島の数系統の蛇口水より東京の水道水のほうが汚染されていた事実に驚愕しました。
ここ葛飾は全国ワーストワンのセシウム汚染の水道水と考えてきましたが、千葉県船橋市のユーザー様が約半年使用されたカートリッジ中身を取り出し測定したらカートリッジが吸着したセシウム総量は1,128.96Bq/kg
でした。

現在の測定範囲での汚染度ランキング(1Lあたりセシウム総量(Cs-134+Cs-137 換算値)

No.1 千葉県船橋市 通水量(ユーザー様申告)52,500L カートリッジが吸着したセシウム総量 1,128.96Bq/kg
   1Lあたり0.0215Bq/L

*参照 http://cdcreation.grupo.jp/blog/1887327


No.2 千葉県松戸市 通水量(ユーザー様申告)18,000L カートリッジが吸着したセシウム総量 285.12Bq/kg

1Lあたり0.0158Bq/L

*参照 http://cdcreation.grupo.jp/blog/1793118

No.3 東京都葛飾区 通水量(流量計使用)40,000L カートリッジが吸着したセシウム総量 516.72Bq/kg

1Lあたり0.0129Bq/L

*参照 http://cdcreation.grupo.jp/blog/1873866


東北、関東など首都圏の水道水のセシウム汚染の実態はまだまだ不明な点も多いです。
その為に初回カートリッジ交換時に無料測定を行う事で各地の水道水のセシウム汚染の実態が把握出来ます。
より正確に数値を把握する為に、流量メーターの設置をお薦め致します。

IMG_1369
*画像は実際に私が使用しているものですが、コストは数千円程度です。
ユーザー様でも取付けて頂く方が少しずつ増えています。詳しくはお問い合わせ下さい。


全国の水道水のセシウム汚染をモニタリングする事は長期に渡り大変重要だと考えます。
汚染の推移を民間で監視する事が大切だと考えます。


まだ何も対策されてない方も被ばく対策と同時に実際にご自身でお使いの水道水のセシウム汚染の推移を見守る為にもセシウム除去用シャワー浄水器 CDSW-01と流量計の設置のご協力を是非お願い致します。

流量計を付けて頂いた方はカートリッジ交換時、2回目以降も出来るだけ長期にわたり無料測定を継続させて頂きます。

天然ゼオライトを使用したお手軽に自作出来る簡易フィルターの作り方は下記をご参照下さい。
まだ知らない方に是非教えてあげて下さい☆

風呂とシャワーの水対策

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飲料水はセシウム、ストロンチウム、ヨウ素など除去可能な0ppm-RO浄水システムを是非、
ご検討下さい☆

首都圏にお住まいの方にはオプションのDI(イオン交換樹脂)フィルターの設置をお薦めしております。
理由はRO(逆浸透)方式の浄水器は放射性物質除去に特化しておりますが完全ではありません。

飲み水に関しましては放射能を測定するものではありませんが、TDSメーターと言う不純物濃度を測定する安価なメーターがございます。
そのメーターで0ppmの水を飲用される事をお薦めしております。
ご自身でお使いの水はTDSメーターで数値を管理する事が大切だと考えております。


ご質問等ございましたらお気軽にお問い合わせ下さい。

電話でのお問い合わせもお気軽に☆


☎03-5629-6977

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