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東京都の水道水中のセシウム汚染(4)

2016年11月に発売開始した水道水のセシウム除去に特化したセシウム除去用シャワー浄水器ですが、流量計をつけて約40,000L通水したのでカートリッジの中身を取り出し測定をしました。

通水期間は2017年5月5日から2017年8月22日まで109日ですが、4日間程留守にする為にカートリッジを取り外したので実質105日間の使用です。


セシウム除去用シャワー浄水器 CDSW-01に採用した人工ゼオライトの最大の特徴はセシウムの粒子より少し大きな孔があいており、一度捕獲したセシウムを逃しずらくセシウムと粒子がほぼ同サイズのストロンチウムの吸着も期待出来る事です。

IMG_1217

そして採用の人工ゼオライトの特筆すべきはセシウムの驚くべき吸着率です。
天然ゼオライトに比べ約2.6倍もの吸着率である事がテストからわかっています。

天然ゼオライトと人工ゼオライトのセシウム吸着率比較

より正確な測定を行う為に、シャワー浄水器 CDSW-01に流量メーターを設置しました。
2017年5月5日に新品のカートリッジに交換(交換時メーターは10,000L)


継続して使用し、メーターが約50,000Lになったので測定を行いました。

*新品のカートリッジに交換してからの通水量は合計で40,000Lです。


IMG_1369

(1)人工ゼオライトが吸着したセシウム

人工ゼオライト約50gの測定を2時間行いました。


NZ50g823-2h
表示は Cs-All 58.8Bq/kg

換算値はCs-All 376.32Bq/kg

*放射能測定器のiFKR-ZIP-A基本検体量は320gですので、6.4倍が換算値です。

(2)天然ゼオライトと活性炭が吸着したセシウム



天然ゼオライト約50g+活性炭約30gの測定を2時間行いました。

Z50K30g823-2h
表示は Cs-All 35.1Bq/kg

換算値はCs-All 140.4Bq/kg

*放射能測定器のiFKR-ZIP-Aは基本検体量は320gですので、4倍が換算値です。


カートリッジが吸着したセシウム総量はCs-All 516.72Bq/kg


換算値について


約100日でセシウム総量500Bq/kgです。
測定されてないストロンチウムについてチェルノブイリ翌年のここ葛飾区の蛇口水を調べてみました。
1987年6月10日のデータですが、Cs-137に対してSr-90は8倍もの値になっていました。
原子炉内では1対1の比率で存在しますが、セシウムの300倍危険だと言われているストロンチウムが8倍存在したと言う事実は深刻に受け止める必要があります。

詳しくはこちらをご欄下さい。

セシウムがフクイチ由来である以上早急に対策が必要だと思います。
特に東京都の汚染は測定した範囲では今のところワーストワンです。
東京都はオリンピックや築地移転問題などと騒いでいる場合ではありません。
それらより早急に水道水対策をする必要があります。
微量でも毎日の蓄積を甘くみると近い将来取り返しがつかない事態にある恐れがあるからです。
風呂やシャワーのお湯が飲み水の最大100倍被ばくする事が本当なら事態は更に深刻です。
湯気で呼吸器から肺に直接吸収してしまうので微量でも毎日の蓄積は出来る限り排除すべきです。



セシウム除去用シャワー浄水器



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☎03-5629-6977

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