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東京で使用の1本のビニール傘からセシウム180Bq/kg超

先週の土曜日に使い古しのビニール傘のビニール部分のみを測定して100Bq/kgを超えるセシウムを検出しました。
単純比較は出来ませんが2年前に測定した傘の値より5倍増えていましたので驚きました。
詳しくはビニール傘からセシウム105Bq/kgをご参照下さい。
そこで前回測定したビニール傘を再検証する事にした。

この時に測定した傘は家族の誰が使ったもかの特定は出来ませんし、2本を同時に使用した訳ではなく誰かがランダムに使用していますのでそれぞれ場所、時間などは異なる条件での使用です。
もちろんそれぞれの傘の使用場所、使用時間などの特定は出来ません。

iFKR-ZIP-Aはたまたま検査室が2つあり、それぞれの検査室に基本160gの検体を入れる仕様になっていますので2本分の傘をまとめて測定したのですが、分けて測定したらどのような結果になるかを検証してみました。
iFKR-ZIP-Aの基本検体量は320gです。

検体袋にAとBとマジックで書いて分けました。
検体重量はA 81.7g、B 62.9gです。


Aで1時間の測定

Kasa-A1h
表示 Cs-All 47.2Bq/kg 参考換算値は約3.9倍のCs-All 184Bq/kg


Bで1時間の測定

Kasa-B-1h
表示は3.5Bq/kgになっていますがCs-137のピークはありません。

検体量が規定の5分の1程度なのでBはより正確な定量をする為に16時間の測定を行いました。

Kasa-B415-16h

Cs-137の山もありませんのでAの傘とBの傘の汚染度の違いは歴然です。
結論としては1本の傘から180Bq/kg超の汚染と言う事だ。
たまたまAの傘を使用している時に降雨時にプルームが来てビニール部分に付着したのだろうか?
それにしても1本の傘からこれだけセシウムが検出されたのでどうやら平均的にセシウムが降り注いでいる訳ではなく、一時的に大量のセシウムが降下した可能性が高いと考えられる。
いずれにしてもいつ何処で付着したものかの特定は不可能なので、せめて場所が特定出来るように庭に一定期間、傘を広げた状態で設置して検証してみようと思う。


1.ビニール傘は100円ショップのダイソーで1本150円(税別)で3本購入。

IMG_5549

2.手で持つR部分をカットする。

IMG_5550


3.庭の邪魔にならず、風の影響で飛ばされないような場所に設置する。

IMG_5564

画像


今、考えているのは1ヶ月設置してまた新品の傘に変え、測定を継続して行いそれを検証する事です。
少なくてもここ葛飾区堀切の庭への汚染の推移がわかる事は有意義だと思う。

他の地域の協力者がいればいろいろな場所で汚染の推移がわかるので役に立つデータが取れると思う。

| 13:04 | 未分類