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ゼオライトに吸着させた水道水の測定(5)

水道水中に含まれる福島第一原子力発電所事故由来のセシウム汚染はCs-137の半減期から考えて300年経っても完全には消えません。

飲み水は0PPM-RO浄水システムをお薦めしております。
放射性物質(セシウム、ストロンチウム、ウラン系など)が除去出来るRO(逆浸透)方式の浄水器でも限界はありますので、イオン交換樹脂(DI)フィルターのオプションは首都圏では必須だと考えます。

毎日の事ですので風呂の水、シャワー水なども出来るだけセシウムは除去したほうが良いと思います。
ほぼ毎日、浴槽に入れる水道水をゼオライトを入れたペットボトルに通水させています。
少しでもセシウムを除去する目的と測定により汚染の事実が確認が出来るからです。

一日約240リットル入れ、それを10日ごとに測定しています。


1回目の測定 通水量 2,400L 参考換算値 Cs-All 7.6Bq/kg

2回目の測定 通水量 4,800L 参考換算値 Cs-All 21.6Bq/kg

3回目の測定 通水量 7,200L 参考換算値 Cs-All 32.8Bq/kg

詳しくは前回記事をご参照下さい。

そして4回目の今回は通水量 9,600Lです。

取り出したゼオライトは毎回、80gで4時間の測定を行っています。

IMG_1

Zeo80g40d0204-4h

Cs-All 12.2Bq/kg 参考換算値 48.8Bq/kg
*BGは無汚染のゼオライト80gで取得しています。

通水量9,600リットルから1Lあたりの数値はCs-All 約0.005Bq/kg 

ここ金町浄水場の水道水は何度となく測定しておりますが、おおむね0.01Bq/kgですので計算上、約半分の吸着率になっております。

興味深いのは同じ水源ですが、シャワーで約40℃で通水させた場合の1Lあたりの参考値が0.01Bq/kg程度だという事です。
当然、同じゼオライトを使用していますがもしかしたら温度により吸着率が変化する可能性があるのではないかと考えております。


詳しくは40℃通水記事をご欄下さい。


福島第一原子力発電所事故から5年が経過しました。
出来るだけ正しい測定を普及させる為にも
性能確認用セシウム(137Cs、134Cs)性能確認用標準試料は必須だと思います。

*第一種放射線取扱主任者が厳重な試料調整のもとに作成致しますので約1週間程納期がかかります。

お電話での問い合わせもお気軽に!


☎03-5629-6977

| 16:45 | 未分類
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2016年02月07日