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放射線測定器について

ガイガーカウンターは既に多くの方がご使用になっておりますが最近、またご質問が多くなってきましたので利用法を簡単に説明したいと思います。
福島第一原子力発電所事故直後は人々の関心が高まり品薄で買えない状況が長く続きました。
放射線測定器はあくまでも数値の推移を見るものであってもちろん核種の同定は出来ません。
急激に線量が上がった時など、逃げる方向を知る為の命綱的な使い方がもっとも有効だと思います。
GM管の放射線測定器をお薦めする理由はγ線だけじゃなく、β線も測定出来るからです。

ご存知のとうり単位はシーベルト(=線量当量)が日本では一般的ですがLND712/LND7317はCPMも同時に表示致します。

LND712 GM管は米国N.Y.のLND社製で測定放射線はγ線、β線、α線です。
GM管はβ線に対して非常に感度が高いのでβ線を測定するのに最適です。
通常はγ線とβ線の合計値を見ています。

液晶画面には左上:検出パルス数  右上:経過時間 左下:1分あたりのパルス 右下:放射線量(137Cs /換算している参考値)と4つの表示します。

LND_1

室内ではACアダプターに差し込んで使用しています。
ACアダプターを本体に差し込んでコンセントに入れれば電源が入ります。(電池は必要ありません。)
出荷時点の設定はのパルスを検出すると音が鳴るようになっていますが、気になる方は音を消す事も出来ます。
(*付属説明書に設定方法の記載があります。)
私は万が一、急激に線量が上がった時に音でわかるので音が鳴るようにしています。

LDN-2

LND_3


去年の夏にご案内させて頂きましたがβ線遮蔽用の3ミリ厚のアクリルケースの在庫が切れ、生産ロットの関係上アクリルケースなしで価格を下げて、販売させて頂いております。
KH-LND712(黒/白)一部仕様変更に伴う値下げのご案内

下はHORIBA Radiとの室内での数値の比較です。

LND_4

Radiはγ線のみの測定で0.055μSv/h、KH-LND712はγ線+β線で0.09μSv/h、12.0cpm数値は日々、変動しますがおおむね室内はこの程度の値です。
平時の線量を知っておく事は大切です。
KH-LND712では私はcpm表示のほうを注視しています。
一つの目安として16cpmを超えた場合は注意して他の測定器でクロスチェックしたりします。
数値はスイッチを入れてから電圧が安定するまで出来れば3分以上経過したものを参考にして頂ければと思います。

土壌などを測定する場合は1mの高さの空間線量と地表の線量との差を見る事で全β線の数値を知る事が出来ます。
測定場所を変える時は必ずスイッチは一度オフにして入れ直して下さい。

電話でのお問い合わせもお気軽に


☎03-5629-6977

| 09:20 | 未分類