測定場所の移動の為、性能確認用セシウム(Cs-134、Cs-137)試料で検証を行ってみた。
放射能測定検査は測定時間により測定下限値が異なる。
具体的には1時間のA.簡易検査は測定下限値6Bq/kg、4時間のB.一般検査は測定下限値3Bq/kg、そして16時間のC.精密検査は測定下限値1Bq/kg
2016年7月30日作成時点でCs-134 0.47Bq/kg、Cs-137 2.52Bq/kgの試料
作成時点から既に2,404日経過しているのでCs-134、Cs-137それぞれの半減期から計算すると測定時点での試料は以下となる。
Cs-134 0.47Bq/kg(作成時点) → 0.051Bq/kg(現在)
Cs-137 2.52Bq/kg (作成時点) →2.166Bq/kg(現在)
16時間の測定を行った。
Cs-134 0.1Bq/kg +/− 0.2Bq/kg
Cs-137 1.8Bq/kg +/− 0.2Bq/kg
セシウムのピークも明確である。
放射能測定検査において最も重要な事は実際に数値が明確な信頼出来る試料での検証です。
ゲルマ用の性能確認用セシウム(Cs-137、Cs-134)標準試料の販売も行っております。
過去何度も書いていますがNaI(Tl)でスペクトル分析法で確定出来る検出下限値は25Bq/kg程度です。
遮蔽をいくら強化しようが、測定時間を長くしても、温度特性が悪く、光電子倍増管の高圧電源の変動、磁気にも敏感に反応するので下限値を下げる事は困難です。
http://cdcreation.grupo.jp/free736091
また測定データの見方についてよく質問を頂きますが、第一にスペクトルがないものは信用出来ません。
数値と共にスペクトルを載せるのは基本中の基本です。
何故か?スペクトルがないと測定熟練者でもその信憑性が判断出来ないからです。
放射能測定を行えばNaIでもGeでも必ずスペクトルが表示されます。
それを見て検出か不検出かを判断するのでそれがないという事は
第三者が判断出来ないと言う事です。
あるのに出さないのは何故?そこから考えるべきです。
放射能測定は現状を把握する為に、大変重要です。
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食品はもちろん、尿検査など水分の測定も可能です。
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