2016年11月に水道水のセシウム除去に特化したセシウム除去用シャワー浄水器発売後からご使用頂いているユーザー様分の測定を行いました。
今回、測定したゼオライトはカートリッジ内の上部に入っている約50gの人工ゼオライト及び下部に入っている天然ゼオライト+活性炭です。
フィルター1を通過したお湯はまず人工ゼオライトを通り、フィルター2を通過後に更に天然ゼオライト50gと活性炭30gがまざった2つ目の部屋を通過する2層構造になっています。
今回、測定させて頂いたCDSW-01のユーザー様は墨田区のマンションにお住まいで2016年12月初旬に設置頂き2017年3月28日着でこちらにお送り頂いたもので通水量は約21,000Lとの事です。(1分で何リットルか不明な為に1分=10Lと計算との事)
通水量はユーザー様より自己申告とさせて頂いておりますが、より正確に通水量を知る方法は容量10Lのバケツを使い60秒の測定をして頂きそこにどの程度の水が貯まるかで計算出来ます。
例えば約8割程貯まったら約8Lとなります。
1日の平均ご使用時間×日数でおおまかな通水量となります。
(1)人工ゼオライト約50gの測定を2時間行いました。
表示 Cs134 4.3Bq/kg、Cs137 17.8Bq/kg、Cs-All 22.1Bq/kg
バックグラウンド(=BG)は無汚染の人工ゼオライト50gで72,000秒測定して取得したものと比較。
バックグラウンド(=BG)はより正確性を担保する為に直近のデータを使用しました。
バックグランドとは自然界や測定器そのものに、天然の放射性物質がありますので
検査室に検体を入れない空の状態と検体を入れた状態で比較して、正味の放射能濃度を計算する為に取得します。
K40など自然界に存在する核種が検体に含まれている場合は、コンプトン散乱などの影響により数値が過剰になってしまう事を防止する意味で無汚染の検体を入れて
バックグラウンド(=BG)を取得する事でより正確性のある測定が可能です。
参考:K40のコンプトン散乱による誤検出の回避
iFKR-ZIP-Aは検体量が320gあるとして、数値が出されます。この場合、人工ゼオライトは50gですから、6.4倍に換算する必要があります。
セシウム(Cs-134+Cs-137)141.44Bq/kg
重量50gあたり7.07Bq
(2)天然ゼオライト50gと活性炭30gの測定を2時間行いました。
表示はCs-All 9.6Bq/kg
*バックグラウンド(=BG)は無汚染の天然ゼオライト50gと活性炭30gを72,000秒測定して取得しました。
こちらは合計で80g使用しましたので換算値は4倍で計算しますと(Cs-134+Cs-137)38.4Bq/kg 重量80あたり2.752Bq
CDSW-01カートリッジが吸収したセシウム合計は 179.84Bq/kg です。
人工ゼオライト50gの値と天然ゼオライト+活性炭計80gの値を足す事は間違いなので下記に訂正します。(2019年8月6日)
重量換算値 人工ゼオライト50g (Cs-134+Cs-137)141.44Bq/kg
人工ゼオライト重量50gは7.07Bq
天然ゼオライト+活性炭計80g (Cs-134+Cs-137)38.4Bq/kg 重量80gあたり2.752Bq
今回のユーザー様は約100日程度のご使用ですので一日あたりに平均約1.79Bq/kgを除去した計算になります。
汚染濃度の変化があるので一概には言えませんが、仮に今のご使用量でフィルターにセシウム総量300Bq/kgまでが許容範囲だとしましたら、170日程度は1本のフィルターでまかなえます。
300Bq/kgというのはあくまでも私が考える目安です。
フィルターに300Bq/kgもたまるのは危険だと言う意見もよくお聞きしますが、300ベクレルはキロあたりの数値です。
ゼオライトの総量は約100gなので実際はその10分の1の30ベクレル相当がフィルターにあると言う事です。
許容範囲は人により違うと思います。事故前は低レベル放射性廃棄物として黄色いドラム缶に入れられ厳重に長期間管理されていた値はセシウム100Bq/kgです。仮にその程度まで許容出来れば単純計算で約3.3倍の使用期間、つまり1年以上持つ計算になります。
ただ吸着率は徐々に下がってきますので交換時期の判断は基本的にユーザー様自身で判断して頂きたいと思います。
その為に初回交換時にセシウム検査をお薦めしております。
カートリッジに蓄積したセシウム値の外部被ばくを気にするより、湯気で呼吸器から肺に吸収し蓄積していくほうが遥かに危険だと思います。外部被ばくと内部被ばくの違いを考慮する必要があります。
原発から流出した核種はセシウムだけではありません。
その300倍危険だと言われているストロンチウムは原子炉内ではセシウムと1:1の比率で存在します。
毎日大量に呼吸器から肺に吸収し、蓄積していく事を真剣に考え、そして対策して欲しいと思います。
*参考 シャワーの害に関するアメリカからのレポート:http://heart.bird.to/shower/report.html
水道水のセシウム除去に特化したCDSW-01セシウム除去用シャワー浄水器
カートリッジの交換時期、無料測定もご参照下さい。
ご質問等ございましたらお気軽にお問い合わせ下さい。
電話でのお問い合わせもお気軽に☆
☎03-5629-6977
今回、測定したゼオライトはカートリッジ内の上部に入っている約50gの人工ゼオライト及び下部に入っている天然ゼオライト+活性炭です。
フィルター1を通過したお湯はまず人工ゼオライトを通り、フィルター2を通過後に更に天然ゼオライト50gと活性炭30gがまざった2つ目の部屋を通過する2層構造になっています。
今回、測定させて頂いたCDSW-01のユーザー様は墨田区のマンションにお住まいで2016年12月初旬に設置頂き2017年3月28日着でこちらにお送り頂いたもので通水量は約21,000Lとの事です。(1分で何リットルか不明な為に1分=10Lと計算との事)
通水量はユーザー様より自己申告とさせて頂いておりますが、より正確に通水量を知る方法は容量10Lのバケツを使い60秒の測定をして頂きそこにどの程度の水が貯まるかで計算出来ます。
例えば約8割程貯まったら約8Lとなります。
1日の平均ご使用時間×日数でおおまかな通水量となります。
(1)人工ゼオライト約50gの測定を2時間行いました。
表示 Cs134 4.3Bq/kg、Cs137 17.8Bq/kg、Cs-All 22.1Bq/kg
バックグラウンド(=BG)は無汚染の人工ゼオライト50gで72,000秒測定して取得したものと比較。
バックグラウンド(=BG)はより正確性を担保する為に直近のデータを使用しました。
バックグランドとは自然界や測定器そのものに、天然の放射性物質がありますので
検査室に検体を入れない空の状態と検体を入れた状態で比較して、正味の放射能濃度を計算する為に取得します。
K40など自然界に存在する核種が検体に含まれている場合は、コンプトン散乱などの影響により数値が過剰になってしまう事を防止する意味で無汚染の検体を入れて
バックグラウンド(=BG)を取得する事でより正確性のある測定が可能です。
参考:K40のコンプトン散乱による誤検出の回避
iFKR-ZIP-Aは検体量が320gあるとして、数値が出されます。この場合、人工ゼオライトは50gですから、6.4倍に換算する必要があります。
セシウム(Cs-134+Cs-137)141.44Bq/kg
重量50gあたり7.07Bq
(2)天然ゼオライト50gと活性炭30gの測定を2時間行いました。
表示はCs-All 9.6Bq/kg
*バックグラウンド(=BG)は無汚染の天然ゼオライト50gと活性炭30gを72,000秒測定して取得しました。
こちらは合計で80g使用しましたので換算値は4倍で計算しますと(Cs-134+Cs-137)38.4Bq/kg 重量80あたり2.752Bq
CDSW-01カートリッジが吸収したセシウム合計は 179.84Bq/kg です。
人工ゼオライト50gの値と天然ゼオライト+活性炭計80gの値を足す事は間違いなので下記に訂正します。(2019年8月6日)
重量換算値 人工ゼオライト50g (Cs-134+Cs-137)141.44Bq/kg
人工ゼオライト重量50gは7.07Bq
天然ゼオライト+活性炭計80g (Cs-134+Cs-137)38.4Bq/kg 重量80gあたり2.752Bq
今回のユーザー様は約100日程度のご使用ですので一日あたりに平均約1.79Bq/kgを除去した計算になります。
汚染濃度の変化があるので一概には言えませんが、仮に今のご使用量でフィルターにセシウム総量300Bq/kgまでが許容範囲だとしましたら、170日程度は1本のフィルターでまかなえます。
300Bq/kgというのはあくまでも私が考える目安です。
フィルターに300Bq/kgもたまるのは危険だと言う意見もよくお聞きしますが、300ベクレルはキロあたりの数値です。
ゼオライトの総量は約100gなので実際はその10分の1の30ベクレル相当がフィルターにあると言う事です。
許容範囲は人により違うと思います。事故前は低レベル放射性廃棄物として黄色いドラム缶に入れられ厳重に長期間管理されていた値はセシウム100Bq/kgです。仮にその程度まで許容出来れば単純計算で約3.3倍の使用期間、つまり1年以上持つ計算になります。
ただ吸着率は徐々に下がってきますので交換時期の判断は基本的にユーザー様自身で判断して頂きたいと思います。
その為に初回交換時にセシウム検査をお薦めしております。
カートリッジに蓄積したセシウム値の外部被ばくを気にするより、湯気で呼吸器から肺に吸収し蓄積していくほうが遥かに危険だと思います。外部被ばくと内部被ばくの違いを考慮する必要があります。
原発から流出した核種はセシウムだけではありません。
その300倍危険だと言われているストロンチウムは原子炉内ではセシウムと1:1の比率で存在します。
毎日大量に呼吸器から肺に吸収し、蓄積していく事を真剣に考え、そして対策して欲しいと思います。
*参考 シャワーの害に関するアメリカからのレポート:http://heart.bird.to/shower/report.html
水道水のセシウム除去に特化したCDSW-01セシウム除去用シャワー浄水器
カートリッジの交換時期、無料測定もご参照下さい。
ご質問等ございましたらお気軽にお問い合わせ下さい。
電話でのお問い合わせもお気軽に☆
☎03-5629-6977
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