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アンチコンプトン

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アンチコンプトンの新機能

同じタイミングで2つの検出器に同時にカウントされたγ線をカットする機能があります。(アンチコンプトン計数法)

例えばCs-134の例で説明すれば605Kev、796Kevが同時に1つの検出器に入り、すべてのγ線エネルギーが吸収された場合、一般的な測定器では1401Kevあたりにサムピークとして現れます。
これはゴーストピークであり実際の核種が放出するものではないので測定者の判断で切り捨てる必要があります。
2つある検出器を効率良く配置、それぞれの検出器に同時にカウントされたγ線をカットする事により、サムピークの出現率を大幅に低下させるだけでなく、Cs-134、Bi214など複数のγ線を出す核種などの影響も排除する事が可能です。
これは1壊変につき一本のγ線しか出さないCs-137(662Kev)に焦点をあて単一のスペクトルとしてそれを取り出す事により検出下限値を飛躍的に下げる事が出来るのです。
測定モードを切り替える事によりiFKR-ZIP-A同様の測定も可能です。
(Cs-134、Cs-137を総体的に定量する場合。)


Pro_1.jpg
*サムピークを低減させ、複数のγ線を放出する核種の影響を排除するしくみ(イメージ)

Pro_2.jpg
*Cs-137を単一スペクトルとして抽出する。(イメージ)

壊変図 
Cs-137
Pro137.jpg
Cs-134
Pro134.jpg
Bi-214
Prob214.gif
K-40
Prok40.jpg
*参考URL:http://www.nndc.bnl.gov/



Ge(Li)+NaI(Tl)アンチコンプトンの一例

Pro_ge.jpg

Proge_2.jpg


試料に含まれるK-40等によるコンプトン散乱は検出下限値を引き上げてしまう主な原因となります。
バックグランドから受ける放射線によるノイズ、宇宙線、ビスマス等の天然放射性核種等の影響も
検出下限値を引き上げます。

それらから受ける放射線は複雑な乱反射(コンプトン散乱)をおこしながら主検出器であるGe(Li)と副検出器であるNaI(Tl)で同時にカウントされる事があります。
複数の検出器にわたり同タイミングでカウントされた放射線を打ち消す内部処理を行う事により、
『検出下限値を飛躍的に引き下げるシステムがアンチコンプトンです。』

Pro_csi.jpg

主検出器と副検出器と言う概念はありませんが2つの検出器を効率良く配置する事により同じ効果を実現しています。

*図はイメージです。
実際には検体から出る主にK-40のコンプトン散乱の影響も同じように軽減されます。


アンチコンプトン仕様の特注も受付致します。
実際には総重量がかなり重くなる事に加え、検出器も最低5個必要になりますので研究機関など向けになります。
詳しくはお気軽にお問い合わせ下さい。