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人類史上最悪の福島第一原子力発電所核爆発から10年

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2011年3月11日に発令された『原子力緊急事態宣言』後に世界は一変した。
10年経った2021年3月11日現在もこの『原子力緊急事態宣言』は解除されていない。
解除は、今いる人が生きているうちは無理だろう。
放出された代表的な核種の半減期(半分になる時間)はCs-137 約30年 Sr-90 約30年 Pu-239 約24,000年。
半減期が比較的短いCs-137ですら300年経っても完全には消えない。
それ程深刻な事態にも関わらず大手メディアはこの10年の節目にフクイチの事はガス抜き程度しか報道せず、人々が感情的になるような事ばかり報道し、放射能汚染は既に過去の事のような報道を繰り返す事は容易に想像出来る。

この10年の間に多くを学んだ。
当初から国やメディアの報道など嘘ばかりなのは知っていたが、人々の命に関わる最も大切な事にも関わらず、『食べて応援、風評被害払拭』などこれほど真逆の事を言い続ける事が当初は不思議でしかたなかった。
放射能汚染はもう終わった事のように報道を続ける事により、時間の経過とともに実際に放射能汚染を事故直後は気にしていた知人なども今はまったく関心すらない人が多くなった。
支配層のプロパガンダはみごとに成功した。

多くの知人がまったく放射能汚染を気にせず普段どおり生活し、そして病気になったり亡くなった方も大勢いる。
世界が変わった事を認識出来ずに結局、理由もわからず静かに死んでいく多死社会は10年後のこれからが本番である事を考えると憂鬱になる。
チェルノブイリの事例を学び出来る防御をして欲しいと心から願う。

下の左のグラフをみると甲状腺癌が10年後から増え始める事がわかる。
そして右上のグラフはチェルノブイリ事故10年後に死亡した人の臓器をそれぞれセシウム測定したもの。
甲状腺の次に多く蓄積するのは心筋。しかも大人より4倍も高い子供心筋からは600ベクレル/キロ検出されている。


10年後のこれからが核汚染被害が本格的に始まる事を肝に銘じて欲しい。

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*放射能は目に見えず未無無臭。心筋梗塞など突然死との因果関係は臓器のセシウムを測定すればわかる筈。国民の知らないところでデータは取っていると思われるがこれを公表する事はまず考えられない。
この10年、東電、国、大手メディアの隠蔽や嘘を嫌という程見せられてくれば、公表する事は100%あり得ないと言っても過言ではない。

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一時、共同通信のネットニュースで報道し、すぐに削除されてしまったスクリーンショット。
大手メディアによると一人も死んでない事になっているが急性被ばく死した人が少なくても1,000人以上いる。
これは氷山の一角に過ぎず知らないところでどれだけの人が被ばく死しているのかは容易に想像出来る。急性被ばくで苦しんで死んでいった多くの人達の事を思うと腸が煮えくりかえる思いだ。これからも大手メディアの嘘により多くの人が亡くなっていくだろう。国、大手メディアによるフクシマ・ジェノサイドの大罪は歴史に残るだろう。


しかし多くの人に助けられ、それが心の支えになった事も事実。
そして絶望感も何度味わった事だろう。
この10年は孤独との戦いだったと言ってもいい。
ただただ測定を繰り返し、多くの妨害を受けた。
でも多くの人々から感謝の気持ちを伝えられた時にそんなどうでも良い事はすぐに吹っ飛んで生きているという実感を得られた。
今の会社を設立して今年で34年になるが仕事で充実感を得られた事とは矛盾するようだがこの10年間売り上げはピーク時の20分の1で借金も増え、売れるものは売って何とか凌いできた。
妻からはそんなに儲からない仕事を辞めて前の仕事に戻るか他に就職してと何度言われた事か。
もうダメだと考えた事も1度や2度じゃないけど本心からやって良かったと思っている。

身内との温度差に悩まされて続け、『洗脳されている』など親類にはバカにされ続けてきた。
最もそれくらいは想定内だが、放射能汚染を気にしないどころか話すと半狂乱になる事は偶然ではない事を知っているので何とかわかってもらおうと自分なりに努力を続けてきた。


妻や子供たちから愛想をつかされ、これ以上放射能の話しはしないでくれと何度言われたかわからない。
妻などはもうわかったと言いつつも未だに牛乳は飲み続けキッチンに信州ブランドのまいたけが置いてあって驚いた事もある。
つい最近の事でネットでちょっと調べたら去年の10月に10Bq/kg程度出たらしいブランド。
そのくせ『健康診断』に行けと人に言い自分から率先して『健康診断』に行く。
まさに本末転倒。妻だけじゃなくそんな人が殆どだ。
無知と言ってしまえば一言で終わってしまうが、最も大切な命に関わる事なので辞めてもらいたい一心で話そうとしても聞く耳を持たないので厄介だ。
支配層の洗脳は甘くない。
この10年で何万回も『食べて応援、風評被害払拭』と聞かされてきたので潜在意識の中で放射能汚染の話題には拒否反応をおこす。
だから多くの人はとりわけ深刻な放射能汚染問題についてそもそも考える事が出来ない。
それが被害を拡大させている理由の一つだがそれが本当に悔しい。


最も大切な命の事だから毒を毒と認識して欲しいだけ、事実を知って欲しいだけ。
たったそれだけの事を伝える事がこれ程困難な事とは思いもよらなかった。
心底、支配層の洗脳は甘くないと実感した10年だった。

感情で否定してもある毒は飲んだり食べたり、そして浴びたりすれば必ず悪影響が出る。
毒には致死量というものがある。その子供でもわかる事が理解出来ない。
理解しようと思わなければ理解出来ないのは当然でそれ以前に聞く耳を持たないのでどうしようもない。
ツイッターやブログでそんな事を書くと『家族が聞く耳を持たない』と悩まれている方が大勢いる事を知った。
メールや電話で色々な人と話しをしたが、もうこれ以上家族に言っても喧嘩になるだけなので諦めたと言われた方も大勢いる。
そんな人達の気持ちは痛いほどわかる。
それをお聞きして騙されている善良な人々に『毒を毒と認識してもらう事』その事が私の使命だと考えるようになった。
ネットの情報だじゃなく、色々な本を読み、それを何度も読み返して自分の身になるように真剣に考え続けてきた。
それを何とか生かす方法はないかと模索する日々だ。
だから尚更、新聞TVを鵜呑みにしてわかったつもりになっている人々と話しが通じる筈がない事も理解出来る。
彼らが何故聞く耳を持たずに放射能の話しをしただけで半狂乱になるのか。
その理由を知っているだけでは深い洗脳は解く事が出来ない事を嫌と言う程思い知らされた。

ベラルーシのバンダジェフスキー医師は、多くのチェルノブイリ事故による犠牲者を研究し、内部被曝の究明に貢献した。

彼の研究から、一つ例をあげると、心疾患で死んだ大人の心臓に、平均して200ベクレル/kgのセシウム-137があった。これだけのベクレル値を出しているセシウム量は、6×10-11グラム、すなわち、0.00000000006gグラムという微量である。べらぼうに小さな量の放射性物質が出す放射線が、体を壊すのだ。どうしてか?200ベクレルとは、1秒間に200本の放射線を出すことを
意味する。1本の放射線は数千から数万個の分子を壊すから、まあ1万として、計算すると1秒間に200万個の生体分子が壊されることになる。これが、1分間では、1億2000個の分子が、1時間では、約700億個の分子、1昼夜で2兆個、1ヶ月で60兆個が壊される。

壊される分子の中には、心臓の機能に不可欠なものもあり、それが壊されて心臓が機能しなくなる、そして死。というわけで、微量な放射性物質による内部被曝が、健康を害し、ガンを発症させたり、死に至らしめるのである。

致死量

だから誰にでもわかりやすいようにこの10年考え続けた自分意見を文章にまとめたいと思う。
少しでも温度差があるご家族の助けになれば幸いです。


おおまかに言うと以下が理解出来ないから半狂乱になり、放射能汚染の話しを冷静に聞く事が出来ない。


(1)幼い頃からの教育と言う名の洗脳。まずこれが理解出来ない人が多い。
  過去のブログでも書いたがそもそも日本の教育システムが問題。
  その為、自分が洗脳されているなんて疑う人は皆無。


  GHQと旧帝国大学名誉教授が構築した『9割の国民がもの言わぬ羊となる』教育。
  もの言わぬ羊

人と違う事を言う人を全否定するのは偶然ではない。
人に偏差値をつけ優劣をつける教育が権威主義者を育てる。
東大でもバカが多い理由はあなたは頭が良いと世間の『常識』と言う名の洗脳でそう思い込まされてしまっているから。
試験をパスするだけの勉強、大企業に入り出世する為に少しでもランクが上の大学に入る為の受験戦争も作られたシステム。お金持ちしか塾にもいけず故意に貧困を連鎖させる拝金主義者の考えたシステム。
少し考えればわかる事だがこれすら疑う人は少ない。
権威主義者や拝金主義者が多いのも偶然ではない。

  

(2)新聞TVなど大手メディアは人々を騙す為に存在する事。
この事実を知る事は大切。
これも理解不能な人がほとんど。
人は今迄自分が信じてきた常識を否定出来ない。
常識で考えられない事は支配層が作った便利なたった一言の『陰謀論』と言う言葉で思考停止に陥る。

認めると精神が破綻するからだ。

国は国民から搾取するのが仕事。
もちろん政治は与野党グルの茶番。
そして大手メディアは根本的に国の広報。人を騙す事が仕事。
当たり前だが国に不都合な事など報道出来る筈がない。
人々が感情的になるどうでもいいニュースはスピンのため流すが決して国を裏切らない。
普通に考えて全国の新聞社と通信社が加盟する日本新聞協会が、現政権に献金を繰り返し、見返りに新聞は軽減税率を適用され、系列のテレビ局は公共電波を只同然で割当られている事実を見れば誰だってグルだって事がわかる。
読売、朝日、毎日、産経、日経の全国5紙がそれぞれ、日テレ、テレ朝、TBS、テレ東の系列局を従え、北海道、中日、西日本という3つのブロック紙があり、共同と時事の2つの通信社と、NHKという政権に忖度した国営放送がメディアを独占している。
報道関係者や御用コメンテーターが政府関係者と飲食を繰り返す国なんて他にない。
大手メディアがまともな報道などする筈がない。
いや出来る筈がない。
その事に気がつく人はほぼ皆無だ。


『国や大手メディアは国民の敵』

ロシアのウラジミール・プーチンの言葉どおり、この一言に集約されている。

『我々が大衆に見せるものが現実なのだ。大衆はそれしか知らないし知る必要もない。我々が彼らに見せなければ、現実は現実として存在しないのである。』