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放射能測定

放射性物質は無味無臭で目には見えません。
しかし測定すれば数値でそれを知る事が出来ます。

人類史上最悪の福島第一原子力発電所により数多くの放射性物質が大気中、海そして首都圏の水道水にに混入してしまった事実は変えようがありません。
問題はその汚染が安全かどうかです。
放射能汚染の危険性にこれなら安全という閾値はありません。
まずそれを理解する必要があります。

問題は正確な汚染の実態がわからない事です。
国の基準値が本当に安全かどうかです。


水道水は日常のあらゆる場面で最も大切なライフラインの一つです。
ここ数年、水道水中のセシウム汚染に集中してそれをメインに測定を行ってきた理由はそこにあります。
飲み水を気にされる方は少しずつ増えてきましたが風呂やシャワーの水を気にされる方は本当にごく少数です。


今迄測定した全国の水道水で福島第一原子力発電所由来のセシウムが最も深刻なのは千葉県の船橋市です。
セシウム除去用シャワー浄水器CDSW-01を約半年ご使用頂き、カートリッジの中身を取り出し測定した値はセシウム総量(Cs-134+Cs-137)で1,128Bq/kgです。

千葉県船橋市の水道水の福島第一原子力発電所由来のセシウム汚染

実際に通水した水の量は約52,500Lですので、1Lあたりの換算値は0.021Bqです。

しかしこれには大きな落とし穴があります。
セシウム除去用シャワー浄水器CDSW-01に採用した人口ゼオライトはいろいろな種類で何度もテストを繰り返し最もセシウムの吸着率が高い人工ゼオライトを採用しています。
セシウムの粒子より少し大きい孔を開ける事により一度吸着したセシウムを逃しずらい構造で、粒子サイズがセシウムとほぼ同サイズのストロンチウムの吸着も期待出来る事が採用した一番の理由です。

しかし吸着の限度があります。
ある一定量のセシウムを吸着すると飽和状態になり、少しずつ吸着率も低下し最後はまったく吸着しなくなります。
東京都葛飾区の水道水の測定例で説明します。


2017年6月25日から2017年7月20日までの10,000Lで約107ベクレルのセシウム(Cs-134+Cs-137)を吸着しました。
2017年7月21日から2017年8月24日までの10,000Lで約131ベクレルのセシウム(Cs-134+Cs-137)を吸着しました。
そして2017年8月25日から2017年9月26日までの10,000Lで約55ベクレルのセシウム(Cs-134+Cs-137)を吸着しました。


詳しくは 東京都葛飾区の水道水の福島第一原子力発電所由来のセシウム汚染をご参照下さい。

汚染濃度は時期により変化があるので一概には言えませんが、カートリッジに吸着したセシウムは40,000Lの時と比べて50,000L通水した時点では約60%も吸着率が落ちています。

千葉県船橋市の水道水の福島第一原子力発電所由来のセシウム汚染の測定値にあてはめると約2.3倍の汚染になります。

つまり実際に約半年間でカートリッジに吸着した福島第一原子力発電所由来のセシウム汚染は2,500Bq/kgを越えます。
1Lあたりに換算すると0.048Bqの福島第一原子力発電所由来のセシウム汚染です。
こちらのほうが真の値に近い可能性は高いです。


過去何度も書いてきましたが、例え微量な汚染でも毎日の蓄積には注意が必要です。
例えばこのユーザー様は約半年で52,500Lの水をご使用という事は仮に180日で計算しますと一日あたり約290Lの水を風呂とシャワーで使用します。
お風呂の場合は使う水の量が多いので1日あたりに換算しますと約13.8Bq/kgもの福島第一原子力発電所由来のセシウム汚染になります。
海水と違いお風呂のお湯は不純物の多くは人間の皮膚に吸収すると言われています。


『シャワーの害に関するアメリカからのレポート』から一部を以下に抜粋します。

*お湯に含まれる汚染物質の20%~90%は、入浴中及びシャワー中に皮膚を通して、又は湯気を吸い込む事で、体内に吸収されています。
著者 IS THIS YOUR CHILD  ドリス・Jラップ女史ニューヨーク州立大学臨床小児科助教授医学博士
*これらの人々はシャワーとお風呂から『飲料水の6倍~100倍の有害物質』を浴びている。
ニューサイエンシスト イーアン・アンダーソン
*ピッツバーグ大学の水質科学の教授は、『シャワーやお風呂を通して、被曝する化学物質の量は、水道水を飲むより6~100倍多い』
 サイエンスニューズ130号 ジャネット・ラルフ


臓器内に取り込まれたセシウムはそれぞれの臓器で蓄積量が違う事がわかっています。
チェルノブイリ事故10年後1997年に死亡した成人と子供の臓器別放射性元素濃度は下記のグラフを見て頂ければわかります。
セシウムは甲状腺にもっとも蓄積されやすく成人で約370Bq/kg、子供は約1,200Bq/kgにも達します。
心筋では成人は約150Bq/kgですが、子供は約600Bq/kgものセシウムが検出されました。

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画像はクリックすると拡大します。

2011年3月11日の東日本大震災による福島第一原子力発電所で同日に出された原子力緊急事態泉源は今現在も発令中で解除のメドも
たっていません。
3.11から7年

そして最も注意すべき事は人類史上最悪な福島第一原子力発電所爆発により放出中の核種はセシウムだけじゃないという事です。
原子炉内で1:1の比率で存在するストロンチウムはセシウムの300倍危険だと言われています。

そしてチェルノブイリ事故から約1年後の1987年6月の東京の水道水のデータはCs-137に対してSr-90が8倍存在するという事実があります。
ストロンチウム90(Sr-90)の体内半減期は約50年一度取り込むとほぼ一生涯排出されない事に本当お怖さがあります。
骨や膵臓に蓄積し骨癌や膵臓癌の原因になると言われています。


詳しくは東京都の水道水の放射能汚染をご参照下さい。


セシウム除去用シャワー浄水器 CDSW-01


実際に測定してみたい検体がありましたらまずはお気軽にご相談下さい

放射能測定検査



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担当: 鈴木 電話03-5629-6977

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