渋谷区在住のある方は独自の方法で浴槽の水を浄水しております。
その方から通水する吸着と沈めた吸着率の違いを知るのは有意義ではないかとのご提案を頂きましたので測定をしてみました。
実際にどの程度の効果があるのかを検証してみました。
濾材は天然ゼオライト(島根県産)200g、 活性炭(国産良品)100gでバスタブに沈めて吸着しています。
頂きました情報。
東京都渋谷区の水道水。
期間2017年9月1日〜9月30日
ゼオライト200g、活性炭100g
わかりやすい画像も添付して下さったので参照下さい。

浴槽空の状態

濾材をセット

給水スタート


給水中

給水中濾材が沈んだ状態
通水量は1日あたり180Lで30日間、合計5,400Lで正確に測定したそうです。
バックグラウンド(=BG)取得用に未使用の同種の天然ゼオライト200g、活性炭 100gもお送り頂きました。
測定器の検査室に一度で入りきらない為にまずは天然ゼオライト未使用200gのBGを10時間取得して、使用済み天然ゼオライトの測定をやはり10時間行いました。

表示 Cs-All 2.7Bq/kg
検査器のiFKR-ZIP-Aの基本検体量は320gですので、1.6倍する必要があります。
参考換算値はCs-All 4.32Bq/kgですが、Cs-137の明確なピークはありません。
続いて未使用の活性炭100gのBGを5時間取得して、使用済みの活性炭100gの測定2時間を行いました。

表示 Cs-All −0.8Bq/kg
*天然ゼオライトに比べセシウム吸着に関して、活性炭は効果は期待は出来ませんが、塩素除去には効果があります。
渋谷区の正確な汚染濃度のデータはありませんが、お隣の港区の約51,520Lを通水させたセシウム除去用シャワー浄水器 CDSW-01の値はCs-All 201.6Bq/kgだった事を考えますと残念ですが沈めての吸着はほとんど効果はないのではないかと推測致します。
あるいは同じ島根県産のゼオライトでも吸着率に違いがあるのか?原因は不明です。
参考記事:東京都港区水道水中のセシウム
シャワーはもちろん私はバスタブに入れるお湯もシャワー浄水器からのお湯を追い炊きして使用しています。

流量メーターを設置してある為、貯める水量は一定にしなくても正確に知る事が出来ます。

参考記事:50,000L セシウム総量 571.84Bq/kg
以前からご紹介させて頂いている自作簡易ペットボトルも浄水器に比べ40%程の除去率が期待出来ます!
費用も安く手軽に5分で出来ますのでまだ何も対策してない方は是非、ご検討下さい。

風呂とシャワーの水対策
飲料水はセシウム、ストロンチウム、ヨウ素など除去可能な0ppm-RO浄水システムを是非、ご検討下さい☆
首都圏にお住まいの方にはオプションのDI(イオン交換樹脂)フィルターの設置をお薦めしております。
RO(逆浸透)方式の浄水器は放射性物質除去に特化しておりますが完全ではありません。
飲み水に関しましては放射能を測定するものではありませんが、TDSメーターと言う不純物濃度を測定する安価なメーターがございます。
そのメーターで0ppmの水を飲用される事をお薦めしております。
ご自身でお使いの水はTDSメーターで数値を管理する事が大切だと考えております。
ご質問等ございましたらお気軽にお問い合わせ下さい。
電話でのお問い合わせもお気軽に☆
☎03-5629-6977
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