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水道水中のセシウムの精密測定(2)

放射能測定検査で使用しているiFKR-ZIP-Aの10時間での測定下限値は1Bq/gkですが、イオン交換樹脂に液体の検体を吸着させる事により更に精密に測定する事が可能です。
前処理に手間と時間はかかりますが、検体量を増やす事で0.000XBq/kgレベルの測定が可能である事は画期的な事だと思います。
この方法は濃縮する事によりNaIなどでもスペクトルで検出と判断出来るまで検体量を増やす事により可能になります。
その測定器の性能にもよりますが、民間で多く普及している測定器でもごく微量の汚染の液体の測定が可能となります。

8月に葛飾区の水道水のセシウム精密測定を行った時は3リットルのメジャーカップに水道水を入れ、その中にイオン交換樹脂を320g入れ適当にかきまぜて、その動作を繰り返し100リットルに吸着させたイオン交換樹脂を測定した値はセシウム総量(Cs-134、Cs-137)で0.0103Bq/kgでした。

前処理に時間と手間がかかる為に空のペットボトルにイオン交換樹脂を入れ通水させて手間を大幅に省いて測定した結果、吸着率が大幅に落ちる事が判明しました。

参考記事 イオン交換樹脂を利用したセシウム測定

イオン交換樹脂のごく一部にしか通水出来なかった事が主な理由と考えておりますが、実験が無駄だった訳ではないと思います。
記載の論文からNa-樹脂のCs-137の吸着率は水で99%だと言う事もわかり、カリウムを加えてもその吸着率はほとんど不変である事もわかりました。
そして吸着させる時間も重要である事もわかりました。


今回のテストはその論文を参考に吸着させる時間も重要な事から2リットルのペットボトルにイオン交換樹脂を320g入れそこに1.5リットルの水道水を入れ数分間振って1時間放置し(タイマーで時間を測定)水のみを捨て、それを繰り返し行いました。


具体的には9月28日/3回、9月29日/11回、9月30日/11回、10月1日に3回の1.5リットル×28回で42リットル=42,000ccの水をイオン交換樹脂を吸着させました。
当初、50リットルの水を吸着させる予定でしたが、途中からもっと効率が良い方法を思いついたから42Lになりました。
その方法は次回の記事に具体的に書きますが、42Lで吸着させたのでイオン交換樹脂を取り出して測定してみました。

42,000cc÷320gで吸着率が100%と仮定した場合は131.25倍の数値になる筈です。
実際に出た数値を131.25で割ると参考値が出ます。
20時間の測定を行いました。

SuidoDI42L102-20h

Cs-All 1.7Bq/kg

参考換算値0.0129Bq/kg


イオン交換樹脂にはいろいろな種類があります。
大きく分けてカチオン樹脂、アニオン樹脂がありますが更に細かく分類されています。
イオン交換樹脂などのメーカーにより吸着率も実際違います。
0PPM-RO浄水システムの輸入元の社長が水に関してはプロですので、先日も来社されいろいろとアドバイスを頂きましたので次回は吸着率もよりハッキリしたテストが可能だと思います。

FKRシリーズは基本検体量が少ないのも大きなアドバンテージです。
iFKR-ZIP-Proはわずか100gが基本量です。
FKRシリーズのトップモデルのiFKR-ZIP-Pro近日発売です。

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