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水道水を吸着させたゼオライトからセシウム1,434q/kg検出

2015年08月28日
前々回の記事前回の記事ではイオン交換樹脂で水道水中などのセシウムを吸着させて、測定、検証を行いましたがゼオライトはセシウムを選択的に吸着する事で有名です。
そこで以前シャワーヘッドに入れたゼオライトを思い出し、それを取り出して測定を行いました。
特筆すべき事はそのゼオライトの検体量です。
わずか7.4gしかありませんでした。
下の画像を見て頂けるとおわかり頂けますが、数ミリの粒が数える程しかなく、検体袋を2つに折り曲げてもスカスカです。
iFKR-ZIP-Aは測定効率を考え、検体を入れる検査室が2つありますが、検体量が少ない事から片側の検査室のみに入れ測定しました。

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前置きが長くなりましたが、これだけの量ではセシウムのピークが見えるまでに一昼夜かかると予想していましたが、見事に期待を裏切られました。
わずか数百秒で137Csの662Kev近辺にピークが見え始めました。


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生データ

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表記 Cs-Allで33.2Bq/kg

参考換算値は320÷7.4g=43.2倍 
セシウム総量(Cs-134、Cs-137)1,434Bq/kgです。

シャワーヘッドに沢山入れると水の出が悪くなるので、極少量しか入れませんでしがこれ程高い数値になるとは考えもしませんでした。
どのくらいの通水量かはまったくわかりませんが、これ程高い値になるとは予想外でした。
ゼオライトで出来るテストを続けたいと思います。

検体量につきましては、過去にも何度か記事にしましたので、宜しければ参考にして下さい。

ミックス測定

検体量と定量下限値について

検体量と測定値の関係

検体量について


| 16:27 | 未分類

葛飾区の水道水のセシウムの精密測定

2015年08月25日
前回の記事で液体の試料セシウムの測定、検証を行いましたので、今度はここ葛飾区の水道水(金町浄水所)の蛇口の水の測定を行いました。

前回、Cs-All 0.6Bq/kg。ほぼ理論値どうりの結果が出た事から前回と同じ方法でテストしました。
具体的には3リットルのメジャーカップに3リットルの水を入れ、その中にイオン交換樹脂を入れて約1分間かき混ぜます。
そして数分待ってイオン交換樹脂が底に沈殿したら、水のみを捨てそれを繰り返し10回行いました。
つまり、合計30リットルの水で濾したイオン交換樹脂のみを取り出しそれを測定しました。

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水道水摂取日: 2015年8月22日
検体量: 309g
測定時間: 16時間

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表記数値はCs-All 0.9Bq/kgですがiFKR-ZIP-A(リンク)の検体量は320gなので下記で換算値を求めます。

30,000cc÷320=93.75倍

0.9÷93.75=0.0096Bq/kg

Cs-137のピークはありますが、微妙な数値なのでより正確性を担保する為、3リットルのメジャーカップで上記と同じ作業を33回繰り返し、最後に1リットルの水で合計100リットルでイオン交換樹脂を濾し試料を作りました。
ただ水を捨てる際、毎回微量にイオン交換樹脂も捨てていた為か検体量が最終的に277g(Net)に減っていました。

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水道水摂取日: 2015年8月23日
検体量: 277g
測定時間: 16時間

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本来の検体量は320gですので、それを合計100,000cc(100リットル)で割ると

100,000cc÷320=312.5倍

表記数値2.8Bq/kg÷312.5=0.00896Bq/kgになります。

それに重量換算しますと320g÷277=1.16倍

Cs-All 0.0103Bq/kgが参考値となります。

今回のテストでの数値はあくまでも上記の要領で検体の水道水を3リットル容器に入れ1分間程かき混ぜてイオン交換樹脂にセシウムを吸着させる方法での数値ですので低めに出ている可能性もあると思いますのであくまでも最低この程度の濃度の汚染はあると考えたほうが良いかもしれません。
更に効率良く吸着させる方法をテスト、検証する事が今後の課題です。
イオン交換樹脂に100リットルの水を濾す為に3リットルのメジャー容器で33回以上の水を混ぜる作業等は時間も手間もかかり過ぎる為に更に効率の良い方法を考える必要があると思います。
下の画像のように底をカットしたペットボトルにイオン交換樹脂を入れて上からメジャーカップで水を通す方法も試してみましたが3リットルの水を通すのに20分程度かかりますので、100リットルの水を通すのは単純に計算して10時間以上になってしまいます。
イオン交換樹脂のペットボトルを大きなものにして、流水量がわかるメーターを付ける方法が良いかもしれません。

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手間がかかっても民間レベルで一部の液体に限られますが、セシウム0.00XBq/kgレベル数値が知る事が出来る事は画期的な事だと思います。
ほとんどの測定器メーカーは実際の測定に対しては必ずしもプロではありませんが、メーカーである(株)シンメトリックス社の野中社長は各地の原発、衛生研究所などにゲルマを1カ所に1ヶ月以上かけて備え付けたゲルマの測定のスペシャリストでもある事は特筆すべきだと思います。
実際の測定を知り尽くしているからこそ細部に拘り、妥協を許さない仕事が出来るのです。

iFKR-ZIP-Proの第一号機も来月には完成する予定です。
検体量がわずか100gである事、コインシデンスモードでCs-137以外のスペクトルを選択的に見る事が出来る事は、福島第一原子力発電所事故由来のCs-134を同定させる為には協力な武器になります。
私は仕事柄、長年いろいろなメーカーとつき合ってきましたが、(株)シンメトリックス社程、研究熱心に真剣に取り組んでいる妥協を許さないメーカーは他に知りません。
ご予約を頂ければ土日でもご案内致しますので、測定器を検討されている方はお気軽にご連絡をお願い致します。

お電話でのお問い合わせも歓迎致します。

☎03-5629-6977

結果として、行政などが発表している水道水の値より一桁高い数値ですので、推移を見守り定期的に検証する事は非常に大切だと思います。
| 14:36 | 未分類

液体中に含まれる微量セシウムの測定

2015年08月22日
iFKR-ZIP-Aで様々な検体の測定を行ってきました。
液体中に含まれるセシウムを更に低い値まで測定出来るようになる事が、一つの課題でした。
測定器のメーカーであり、放射能測定のスペシャリストである(株)シンメトリックス社の野中社長にアドバイスを頂きながら試行錯誤を続けてきました。
住友3Mのセシウムを選択的に吸着出来るエムポア ラド ディスクなども購入してもらいましたが、液体の抽出に時間がかかり過ぎる事と専用の装置が必要な事がわかりました。
専用の装置を使っても、100ccを抽出するのに1時間以上かかってしまっては手間がかかり過ぎます。
コスト的にも一枚のフィルターが約1万円と高価な事から使用を断念しました。

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私は、常々市民レベルで出来る、可能な限り低単価な測定システムが、不可欠であると、強く感じていました。

イオン交換樹脂フィルターはセシウムを吸着し易い事は0PPM-RO浄水システムのオプションのDIフィルターの中身のイオン交換樹脂を測定してわかっていました。

各地の水道水のセシウム値で最大12Bq/kgの値が出ていますが、
RO(逆浸透膜)で99%(メンブレンフィルターメーカー公表値)のセシウムを除去した後に最後にDI(イオン交換樹脂)フィルターを通していて、更に通水量がわからない為に水道水の1リットルあたりの正確なベクレル値はわかりませんでした。

そこでイオン交換樹脂を使って何とか測定下限値を下げ、1リットルあたりの値を知る事が出来ないかと考えました。
以前、汚染茶から抽出した約1.2Bq/kg相当の試料を利用して検証する事にしました。

*参考記事:液体中のセシウム測定(2)

まずは、イオン交換樹脂を入手し(樹脂単体で購入可能)、それ自体が汚染されてないかを確認しました。


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そしてその約1.2Bq/kgの液体の試料を1リットルを容器に入れ、更に半分に薄める為に1リットルの純水を加え、理論上0.6Bq/kgの2リットルの試料を作りました。
そして汚染がないと確認したイオン交換樹脂をその2リットルの液体の試料の中に約320g+10g程度入れ、約1分間かき混ぜました。

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下記の検体画像を比べて頂くとわかりますが、吸着後の色は黒に変化しています。

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iFKR-ZIP-Aは検体量が320gですので、2リットル=2,000ccですと2,000cc÷320=6.25、表記数値は計算上は6.25倍に高くなる筈です。
試料が0.6Bq/kgだと仮定したら、3.75Bq/kg程度が理論値です。

3Bq/kg以上だとすると測定時間は4時間で十分な筈です。
コーヒーフィルターを利用して水を捨てる為、測定の準備に手間ひまかかりますが、測定時間が短縮出来る事は大きなメリットです。
そして規定の量の320gのイオン交換樹脂を入れ、測定を実際に行ったのが下のデータです。

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スペクトルデータ
表記Cs-All 3.5Bq/kg

換算の数値は3.5Bq/kg÷6.25=0.56Bq/kg

ほぼ理論値どうりの値です。
いわゆるセシウム3兄弟のピークもハッキリ見えます。


液体の量を増やせば増やす程、より低い値まで測定出来る筈です。
例えば3リットルにすれば表記数値は理論上9.375倍になるので、より低い値まで測定する事が可能になります。
微量の汚染の測定はゲルマでもパルサーで1chに収まる真の微分非直線性がなければ数ベクレル以下は測定出来ない事が、実際に1Bq/kgレベルの測定を行うと解りますが、ハッキリとMCAの微分非直線性の性能の差が出てきます。

*詳しくは微分非直線性についての記事をご参照下さい。

検体は液体に限りますが、0.XBq/kg単位まで測定出来る最もコストパフォーマンスに優れたFKRシリーズを是非ご検討下さい。
測定が初めての方でも、無料のメーリングリストサービスもご用意しておりますので、まずはお気軽にお問い合わせ下さい。

お電話でのお問い合わせもお気軽に!

☎03-5629-6977
| 18:13 | 未分類

汚染は距離に比例しない。

2015年08月16日
放射能は当然ですが同心円状に汚染が拡大する訳ではありません。
必ずしも汚染は距離に比例するわけでもありません。
いろいろな検体を測定しまして、福島県でも1Bq/kg以下の食品もありますし、福島第一原子力発電所から300km以上離れていてもフクイチ由来の汚染は確認出来ます。
本日も測定依頼のお客様とお話ししましたが、土壌測定の場合、出た数値がだいたい近所の汚染の平均と考えてよいのかとのご質問を頂きましたが、測ってみなければわからないと言う事をお答えしました。
極端ですが、10メートルも離れてない場所でも数倍の違いがある事は多々あります。



一例ですが、下記のAのデータとBのデータを比べてみて下さい。
A地点は福島第一原子力発電所から直線距離にして約250km、B地点は約150km離れている場所のいずれも土壌で本日測定を行いました。

*いずれも画像をクリックしますと拡大します。

A地点
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検体量176.3g
測定時間 1時間
表記 315.1Bq/kg(セシウム総量)
重量補正参考値 567.1Bq/kg (1.8倍)



B地点
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検体量101g
測定時間 1時間
表記 10.7Bq/kg(セシウム総量)
重量補正参考値 33.1Bq/kg (3.1倍)

A地点は千葉県富津市金谷の海から近い場所で採取した土壌で、B地点は茨城県桜川市の山林の土壌です。
こちらの測定結果には正直驚きました。
と言いますのは千葉県の富津市に近い館山市などではγ線しか測定出来ないラディーですが0.04μSv/h台の数値が多くそれ程汚染されてないという先入観があったからです。
逆に茨城県の山林の土壌で100Bq/kg以下の場所があるとは考えもしませんでした。

結論は先に申し上げましたが、結局は測定してみなければわからないと言う事です。

放射能測定検査は7月初旬から大変混み合っていましたが、落ち着いてきましたのでお気軽にご連絡下さい。
| 17:11 | 未分類

検体量と測定値の関係

2015年08月12日
いつもダスト検査を受けて頂いている方から先日、ご質問を頂きました。
ダストは重量も軽く規定の80gを集めるのは大変時間がかかるので、『検体量がどの程度まで少なくても測定出来るのか』と言うご質問です。
他の方からも同様のご質問を頂いておりましたが、その汚染濃度により違いますので一概には言えません。
そこで、測定依頼が一段落したのでおおまかに検証してみる事に致しました。

現在、放射能測定検査に使用しているiFKR-ZIP-Aは検出効率を最大限に生かす為に検査室が2つあります。
片側に160gをそれぞれの検査室に入れ、計320gの検体量が基本です。

合計320gの試料は約16Bq/kg(セシウム総量)です。
1時間測定したのが下記のスペクトルです。

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Cs-All 16.9Bq/kg


まずは320gで約16Bq/kgの試料を片側の検査室に160gのみ入れた場合の
1時間の測定を行いました。

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Cs-All 7.2Bq/kg+-0.9Bq/kg

今度は片側の試料室に80g入れ1時間の測定を行いました。

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Cs-All 6Bq/kg+-0.9Bq/kg

理論値は約4Bq/kgなので高めに出ました。


更に片側の試料室に40g入れ1時間の測定を行いました。
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Cs-All 4.4Bq/kg+-0.9Bq/kg

理論値は2Bq/kgですが倍以上高めに出ました。
検体量が規定の量の8分の1なので測定時間を長くすれば誤差は少なくなる筈です。
そこで4時間、16時間と同じ40gの検体で測定を行いました。

4時間
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Cs-All 2.9Bq/kg +-0.4Bq/kg

1時間測定した時の誤差と比べると、その誤差は+-0.4Bq/kgと少なくなって
いる事がわかると思います。それでもまだ誤差が多いので最後に16時間の測定を
行いました。

16時間
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Cs-All 1.9Bq/kg+−0.3bq/kgとほぼ理論値に近くなりました。


参考までに今回使用した試料は産総研の玄米と無汚染米をまぜて自作したものですが、玄米は茶色、無汚染米は白で目視による見当で出来るだけ均等になるように混ぜたもので正確性はあまり考えていません。
より正確性を担保するのであれば、手間がかかりますが玄米と白米の比率を数えて均等にすればベターです。

違い濃度の性能確認用セシウム(Cs-137、Cs-134)標準試料があれば、様々なテストで検証する事が可能です。
首都圏のダストの場合は100Bq/kg以上が多い事を考えますと検体量は40gもあればある程度正確性を担保出来るのではないかと思います。
ただ検体量が少なく、汚染度もそれ程でもない地域はやはり測定時間を長くする必要があると思います。

測定値の信頼性を担保する為に適正な測定時間の検証も重要だと思います。
バックグランドの違いもありますので、それぞれの測定場所で検証する事が大切だと思います。

測定の信憑性を評価する上で最も大切な事はCs-137の単一線源のみでの検証では不十分です。
実際に測定する検体には殆どK40などの自然由来の核種が含まれていますので、実際に測定する検体の条件に近い試料での確認は非常に大切です。

Ge(Li)用 性能確認試料3Bq/kg無料貸出中ですので
是非、この機会にご利用下さい。

下記で販売もしておりますのでお気軽にお問い合わせ下さい。

性能確認用セシウム(Cs-137、Cs-134)試料

放射能の測定は不確定要素を出来るだけ排除する事が重要と考えます。

下記に測定情報もまとめてありますので是非、ご欄下さい。

測定情報他
| 16:59 | 未分類

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