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セシウム検査、誤検出になりやすい例

測定器の出てきた数値を鵜呑みにする事の危険性については、過去に何度も書いてきました。
今週、測定した海岸の砂の例で『誤検出になりやすい例』の説明したいと思います。

千葉県旭市の飯岡海岸の砂、320gでiFKR-ZIP-Aで測定したデータです。

Iioka-suna623-3h
*画像はクリックすると拡大します。

茶色がBG(=バックグランド)データを表したもので、検体は赤色です。
この茶色のBGと赤色の検体を見て頂くと重なりはまったくなく離れている事がわかります。
このようなケースの場合は誤検出を疑う必要があります。


測定器で出た数値を鵜呑みにしてしまうとセシウム総量で約90Bq/kgと公表してしまいます。
実際にスペクトルを公開している例で、BGと検体が離れていて、そのままの数値を公表している例を見かけます。
測定をした事がない人が見ますとそれが正しい数値なのか、それともそうでないのかの判別は出来ません。

過去に何度も書いてきましたが、だからスペクトルを公表する事は大切です。
スペクトル添付がないデータの信憑性は測定のエキスパートがみてもわかりません。
非常に大切な事ですが、世間に公表されているGe(Li)のデータなどはほとんどこのスペクトル表の添付がありません。
酷いケースになると測定時間すら明記のないデータなどもあります。

つまりプロが見てもその信憑性は判断出来ないので、数値が改竄されていて誰も信憑性の判断が出来ません。

では、このようなケースの場合は実際にどうすれば良いでしょうか。
先程の画像の緑色のスペクトルに注目して下さい。

Iioka-suna623-3h
*画像はクリックすると拡大します。

縦に赤い棒が立っているのが見えると思います。
その棒の位置のエネルギーは下の332の数値で表されています。
測定は2Kchでデータは1Kchで出しているので、その部分がCs-137 662Kev近辺のピークになります。

下の画像は検体のみの生データです。

Iioka-suna623-3h2kch
*画像はクリックすると拡大します。

こちらは2Kch表示で、真ん中あたりの赤い縦棒が、1120Kevになっている事がわかります。
そしてCs-137 662Kev付近に赤い縦棒を追加してブルーの文字で書いてる位置に注目して下さい。
明らかにピークはずれており、この生データを詳しく見ていくとPb214 242 295 352 Bi214 609 1120Kev付近のピークが確認出来ました。
測定時間が短い為にBi214の1764Kevのピークはこちらでは確認出来ませんが、ウラン系列でセシウムはほぼ含まれていない事がわかります。

誤検出を出来るだけ回避する為に、下記の記事もお読み下さい。


(1)測定器の校正の重要性について

(2)信頼出来る線源の重要性

(3)K-40のコンプトン散乱による誤検出の回避

(4)Bi-214など自然核種による影響


放射能測定について基礎的な事はこちらをご欄下さい。

その他の測定情報はこちらをご欄下さい。


福島第一原発事故由来のセシウムは微量ですが、確実にあります。
各地の水道水中のセシウム

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