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Cs-All 1Bq/kg以下の試料の定量


人類史上最悪な福島第一原子力発電所の爆発による放射性物質の拡散は6年半以上経過した今も続いています。
半減期が約2年のCs-134は今も検出されています。

Cs-137とCs-134の比率は変わってきます。

過去のデータは下記をご参照下さい。

2014年12月

2015年9月

2016年1月

iFKR-ZIP-Aのメーカーである(株)シンメトリックス社の公表は測定下限値は10時間でCs-All(=Cs-134+Cs-137)で1Bq/kgです。


放射能測定検査ではより正確性を担保する意味で測定下限値1Bq/kgの検査は16時間の測定を行っています。

2016年7月30日に作成したCs-All 1Bq/kgの試料の測定を16時間行いました。

1Bq2016,7月

1bq1001-16h
*画像はクリックすると拡大します。

1年以上経過しているので半減期約30年のCs-137と半減期約2年のCs-134はそれぞれ減衰しています。
数値的には0.7Bq/kgで1Bq/kg以下ですが、それぞれのピークはきっちり出ています。
比率もほぼ合っています。
定量下限値1Bq/kgと測定検査では明記してありますが、実際には0.7Bq/kg程度の汚染があれば検出は十分に出来ます。


放射能測定検査でよくある質問、Q&Aも是非ご欄下さい。

2017年の測定では農家などの依頼も増えてきましたが、問題は検出されると公表を控える事です。現在の食品基準は100Bq/kgだからです。
チェルノブイリでは1.1Bq/kgから被害が確認されています。


そして首都圏の水道水の汚染は深刻です。
セシウム除去用シャワー浄水器 CDSW-01ユーザー様
約半年間のご使用でセシウムが1,128.96Bq/kg検出されました。

約180日ご使用と言う事は一日あたりに換算するとフクイチ由来のセシウム6.72Bq/kgを湯気で呼吸器から肺に吸収する事になります。
ご家族が5人と仮定しても一人あたり1.344Bq/kgのセシウムを肺に吸着する事になります。


千葉県船橋市の蛇口水のセシウム汚染

問題はピッツバーグ大学の水質科学教授の指摘では『シャワーや風呂を通して、被ばくする化学物質の量は、水道水を飲むより6倍〜100倍』多いと言う事です。

完全に盲点だと思います。
飲み水や食べ物を気にする人は比較的多いですが、シャワーや風呂の水を湯気で呼吸器から肺に吸収する事など普通の人は考えないと思います。

更に問題はほとんど測定されてない他の放射性物質です。
例えばストロンチウムはチェルノブイリ事故翌年のここ葛飾区の蛇口水ではCs-137に比べてSr-90は8倍もの値になっていた事です。
日本から遠く離れたチェルノブイリ事故の時でさえ8倍もの値になっていた事実は深刻に受け止める必要があります。
福島から220km程度の距離で他の汚染がチェルノブイリ事故と比較にならない程汚染されている首都圏では当然それ以上になっている可能性も否定出来ないからです。


風呂やシャワーのお湯で飲み水の最大100倍被ばくし、セシウムの300倍危険だと言われているストロンチウムがその8倍以上なら今すぐに対策をしないと取り返しがつきません。
問題は多くの方が知らない事です。

ストロンチウムの場合は一度呼吸器から肺に吸収されてしまうとほぼ一生涯排出されません。
一日あたりでは例え微量でもそれを毎日、吸収蓄積していく事を真剣に考えなければいけません。

首都圏の蛇口水の危険性についてはここ数年真剣にまわりに訴えてきました。
議員などにも直接資料を渡し真剣に対策をお願いしましたが、ほとんどの人は真剣に考えません。

水俣病など過去に国が対応してきた歴史を考えるとこのままでは首都圏が壊滅する事態になりかねない深刻な事態だと思います。
すぐには影響は出ないかもしれませんが、日々の蓄積を甘くみると取り返しがつかない事態になる可能性は大いにあると思います。


本来は行政が率先して対応しなければなりませんが、IAEA(国際原子力機関)はチェルノブイリ事故から10年後の1996年の会議で『再び重大な事故が起こるのは避けられない』だから『次回の原発事故にあったっては、人々を避難させず、情報をきちんと統制すること』と決まってしまった為に政府もその方針に従っているだけですが、首都圏に住む99%以上の人が知らない事を危惧しております。

過去の過ちを繰り返さないためにも今現実的にある放射能汚染に真剣に向き合わなければなりません。



飲料水はセシウム、ストロンチウム、ヨウ素など除去可能な0ppm-RO浄水システムを是非、ご検討下さい☆

首都圏にお住まいの方にはオプションのDI(イオン交換樹脂)フィルターの設置をお薦めしております。
RO(逆浸透)方式の浄水器は放射性物質除去に特化しておりますが完全ではありません。

飲み水に関しましては放射能を測定するものではありませんが、TDSメーターと言う不純物濃度を測定する安価なメーターがございます。
そのメーターで0ppmの水を飲用される事をお薦めしております。
ご自身でお使いの水はTDSメーターで数値を管理する事が大切だと考えております。


ご質問等ございましたらお気軽にお問い合わせ下さい。

電話でのお問い合わせもお気軽に☆


☎03-5629-6977

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