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Cs-137とK-40の2点校正

放射能測定検査に使用しているiFKR-ZIP-Aは定期的に
校正が必要です。
メーカーでは1年に1度の校正をお薦めさせて頂いております。

Cs-137のピーク662Kev、K-40のピーク1460Kevですからその差は798Kevでメーカー出荷時には調整しております。

ユーザー様におこなって頂くのはK-40の校正(エネルギーキャリブレーション)のみです。

長い間ご使用頂くと少しずつですがその差にズレが生じます。
定期的にCs-137とK40の2点校正が必要になります。
iFKR-ZIP-Aなどは試料室が2つありますので片方に付属の炭酸カリウムを入れもう片方にCs-137の単一線源を入れチェックします。

下は1時間の測定結果ですがCs-137のピークが659KevでK-40のピークが1457Kevになっており、その差は798Kevです。
調整を何度か繰り返し行い合わせたのが下のデータです。


809csK

先にも述べましたが本来はCs-137のピーク662Kev、K-40のピーク1460Kevですからその差798Kev でOKです。

そして今度はずれているK40の位置を測定を繰り返しゲイン調整で合わせます。

809K40Cal


2Kchで測定していますので10chずれても誤差は0.5%ですが特に微量の定量を行う時はプラマイ3ch程度に調整する必要があります。
ちなみに500chで測定すれば10chのずれでも誤差は2%の4倍になってしまいます。

正しい校正が行われてる測定器ではドリフトなどによるずれも判断が可能です。

ドリフト例

SMTX社では1年に一度の2点校正をお薦めしておりますのでユーザーの方は是非ご利用下さい。

弊社では出来るだけ正確な測定を心がけておりますので年に2回の2点校正を実施しております。

ご質問等ございましたらお気軽にお問い合わせ下さい。

電話でのお問い合わせもお気軽に☆



☎03-5629-6977

| 15:31 | 未分類