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ミニシャワーヘッドに入れたゼオライト測定

洗面所に取付けてある小さいシャワーヘッドはたまに家族が髪を洗う程度ですが、福島第一原子力発電所事故由来のセシウム除去の念の為にゼオライトを投入しております。

IMG_6102

そのシャワーヘッドを取り外し中身のゼオライトを取り出しました。

IMG_6098

重量はゼオライトを包んでいるフィルター込みで8.4g

IMG_6112

こちらを出来るだけ正確に測定する為には未使用のゼオライト8.4gでまずはバックグランド用のデータを20時間取得する必要があります。

前回の記事でもお伝えしましたが、ゼオライトなどの鉱物などはコンプトン散乱などの影響を排除する必要があるからです。

そして10時間の測定を行いました。


ZeoSm8.4g-901-10h
*クリックすると拡大します。

Cs-All で1Bq/kg未満でCs-134のピークはありませんが、Cs-137のピークはハッキリしているので1Bq/kg未満でCs-137は含まれる可能性が高いと判断しました。


通水量はまったくわかりませんが、温水(約40℃)にゼオライトを通過させたほうが水(常温)を通過させるより吸着率が約2倍な事が今迄のデータでわかっています。

前回の記事埼玉県川口市の水道水を通過させたゼオライトは1リットルあたりに換算すると0.02Bq/Lでした。

そしてここ葛飾区金町浄水場の蛇口水(温水約40℃)を通過させたゼオライトは、通水量約21,000Lに対して318.4Bq/kgなので1リットルあたりに換算すると0.015Bq/Lになります。

参考記事

去年からここ葛飾区金町浄水場の蛇口水をイオン交換樹脂吸着法で濃縮して5回の測定で平均値は約0.01Bq/Lである事から、温水でゼオライトを通過させた場合、計算上は100%と高い吸着率です。

ただしイオン交換樹脂吸着率テスト 96%でイオン交換樹脂吸着率は完全ではありません。


また2016年1月に同条件で測定した水道水が2016年8月時には4倍の値になっている事などを考えると環境の変化などによりセシウム濃度は変化しますので、今後も検証が必要だと思います。

参考記事

水道水の1リットルあたりのセシウムの量は基準値以下であっても毎日摂取する水には注意が必要です。
ストロンチウムなど測定されてない核種も考慮すべきです。
セシウム、ストロンチウム、ヨウ素などの放射性物質を除去が期待出来る浄水器はRO(逆浸透膜)方式しかありませんが、完全ではありません。
メンブレンフィルターでほぼ99%除去できますが、残りの除去出来なかった1%を吸着させるDIフィルター(イオン交換樹脂)フィルターのオプション設定がある
0ppm-RO浄水器システムは飲料水にお薦め致します。


電話でのお問い合わせもお気軽に。


☎03-5629-6977

| 11:06 | 未分類