ガイガーカウンターなど簡易的な測定器を既にお持ちの方は多くいらっしゃいますが、最近またご質問が多くなってきました。
前回の記事はLND712について書きましたが
LND7317との違いをわかって頂く為に簡単な実験をしてみました。
LND7317は定評があるインスペクター+と同じGM管を使用しています。
食品の汚染を測定出来ないかなどのご質問を頂きましたが、基本的には難しいです。
高濃度に汚染されたものなら反応する事もありますが、核種がわかりませんのであくまでも目安です。
一部のGM管でベクレル表示が出るものがあるらしいですが、やはり出来るだけ正確にベクレル値を知る為には放射能測定器で測定する必要があります。
下は約128.8gのビニール袋に入った土壌です。
こちらをまずiFKR-ZIP-Aで1時間測定してみました。
表示Cs-All 235.7Bq/kg
iFKR-ZIP-Aの基本検体量は320gですので割ると参考換算値は2.48倍の585.6Bq/kgです。
LND-712で10分間のBGを測定してみました。
0.10μSv/h/13.4cpm
そして約580ベクレル/キロあるビニール袋に入った128.8gの土壌を検出器に密着させて10分間測定したのが下の画像です。
0.10μSv/h/12.6cpm
そして今度はカリウム(K-40)が約100Bq/kg入った試料(146.1g)を検出器に密着させて10分測定したのが下の画像です。
0.11μSv/h/14.5cpm
約580ベクレルのこの程度の量の試料では逆に数値が下がってしまいました。
それではLND712の感度が約3倍あるLND7317ではどうでしょうか?
同じようにまずはBGを10分間測定。
0.09μSv/h/32.6cpm
そして約580ベクレル/キロあるビニール袋に入った128.8gの土壌を検出器に密着させて10分間測定したのが下の画像です。
0.12μSv/h/44.2cpm
カリウム(K-40)が約100Bq/kg入った試料(146.1g)を検出器に密着させて約3分測定したのが下の画像です。
0.12μSv/h/45.1cpm
LND7317ではγ線とβ線を測定していますが、580ベクレルの土壌よりカリウムの数値のが高くなっています。
カリウムはγ線は1割程で9割はβ線を出しますのでカリウムを多く含む土壌の場合はセシウムが含まれていなくても高く出る事がありますので、その点は考慮したほうが良いと思います。
目安にはなりますので、線量が高い土壌は注意すべきだと思います。
線量が高かったその土壌は一度、放射能測定検査でベクレル値を確認する事が大切だと思います。
前回の記事で書きましたが、日々の線量をおおまかに知る事により、緊急事態時の避難経路などに活用する為にもまだお持ちでない方は是非、ご検討をお願い致します。
電話での問い合わせもお気軽に!
☎03-5629-6977
前回の記事はLND712について書きましたが
LND7317との違いをわかって頂く為に簡単な実験をしてみました。
LND7317は定評があるインスペクター+と同じGM管を使用しています。
食品の汚染を測定出来ないかなどのご質問を頂きましたが、基本的には難しいです。
高濃度に汚染されたものなら反応する事もありますが、核種がわかりませんのであくまでも目安です。
一部のGM管でベクレル表示が出るものがあるらしいですが、やはり出来るだけ正確にベクレル値を知る為には放射能測定器で測定する必要があります。
下は約128.8gのビニール袋に入った土壌です。
こちらをまずiFKR-ZIP-Aで1時間測定してみました。
表示Cs-All 235.7Bq/kg
iFKR-ZIP-Aの基本検体量は320gですので割ると参考換算値は2.48倍の585.6Bq/kgです。
LND-712で10分間のBGを測定してみました。
0.10μSv/h/13.4cpm
そして約580ベクレル/キロあるビニール袋に入った128.8gの土壌を検出器に密着させて10分間測定したのが下の画像です。
0.10μSv/h/12.6cpm
そして今度はカリウム(K-40)が約100Bq/kg入った試料(146.1g)を検出器に密着させて10分測定したのが下の画像です。
0.11μSv/h/14.5cpm
約580ベクレルのこの程度の量の試料では逆に数値が下がってしまいました。
それではLND712の感度が約3倍あるLND7317ではどうでしょうか?
同じようにまずはBGを10分間測定。
0.09μSv/h/32.6cpm
そして約580ベクレル/キロあるビニール袋に入った128.8gの土壌を検出器に密着させて10分間測定したのが下の画像です。
0.12μSv/h/44.2cpm
カリウム(K-40)が約100Bq/kg入った試料(146.1g)を検出器に密着させて約3分測定したのが下の画像です。
0.12μSv/h/45.1cpm
LND7317ではγ線とβ線を測定していますが、580ベクレルの土壌よりカリウムの数値のが高くなっています。
カリウムはγ線は1割程で9割はβ線を出しますのでカリウムを多く含む土壌の場合はセシウムが含まれていなくても高く出る事がありますので、その点は考慮したほうが良いと思います。
目安にはなりますので、線量が高い土壌は注意すべきだと思います。
線量が高かったその土壌は一度、放射能測定検査でベクレル値を確認する事が大切だと思います。
前回の記事で書きましたが、日々の線量をおおまかに知る事により、緊急事態時の避難経路などに活用する為にもまだお持ちでない方は是非、ご検討をお願い致します。
電話での問い合わせもお気軽に!
☎03-5629-6977
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