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水道水測定の効率的な前処理法

先日、お見え頂いたお客様から頂いた前処理をより簡単にするアイディアグッズを試してみました。
ペットボトルにイオン交換樹脂を入れ、水道水を1.5L入、TDSメーターで0ppmになるまで撹拌するのですがこれがあると便利で疲れも少ないです。

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こちらがそのアイディアグッズです。

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揺らす時にペットボトルの底に指があたり痛くなってくるので底部分にはエアパッキンを追加しました。

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ここ葛飾区の水道水は当初はこの状態で90秒間揺らすとTDSメーター値は0ppmになりました。
一回一回確認して0ppmになった時点で水を入れ替えます。

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2月18日から開始して時間が空いた時に行い0ppmになる時間は少しずつ長くなり、最終的にはきりがないので5分間揺らして0ppmにならなかった時点で辞めました。


日によって水道水のTDSメーター値は違いますが、最低126ppm〜最高146ppmでした。

回数にして50回作業を繰り返しましたので、1.500cc×50回で75,000ccの水を使いました。

iFKR-ZIP-Aの基本検体量は320ccですので、75,000÷320=234.37倍に濃縮した計算になります。

16時間の測定を行いました。

SuidoKtDI0225-16h

Cs-All 2.2Bq/L表示ですが、234.37で割ると参考換算値は0.0093Bq/Lです。

過去、4回同じ水道水を測定して概ね0.01Bq/kg前後ですので誤差の範囲だと思います。

Cs-137の半減期は約30年ですが、Cs-134の半減期は約2年ですので測定が難しくなっていきます。

セシウム(137Cs、134Cs)性能確認用標準試料は測定所でクロスチェック用に必要なものです。

性能確認用セシウム(137Cs、134Cs)性能確認用標準試料

*第一種放射線取扱主任者が厳重な試料調整のもとに作成致しますので約1週間程納期がかかります。

お電話での問い合わせもお気軽に!


☎03-5629-6977

| 13:34 | 未分類