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Cs-137とCs-134の比率(2)

福島第一原子力発電所事故から約4年6ヶ月が経過してCs-137とCs-134の比率が事故直後の1:1から半減期からそれぞれを計算して現在では約4:1程度の比率になっています。

2014年12月10日の比率参照

iFKR-ZIP-Aの解析プログラムは、Cs-137とCs-134の比率に影響されないアルゴリズムで算出されています。

iFKR-ZIP-A遮蔽を一部強化しましたので、校正を行いBGを取得し濃度の異なる2種類の性能確認用セシウム標準試料を測定してみました。


2014年12月1日時点でセシウム総量約16.1Bq/kgの試料

16.1bq925

15Bqr925-10h

Cs-All 14.9Bq/kg
Cs-134 2.7Bq/kg
Cs-137 12.2 Bq/kg


そしてもう一つは2014年1月時点でセシウム総量約3Bq/kgの試料です。

3bq925

3bq924-12h

Cs-All 2.4Bq/kg
Cs-134 0.5Bq/kg
Cs-137 1.9 Bq/kg

どちらともほぼ近い値が出ています。
放射能測定の難しいところはその性質上、秤で測定したように例え同じ試料を測っても毎回同じ数値にはならない事です。
実際の測定は机上の計算とは違いますので、実際に濃度がわかった試料でたびたび検証し測定値の信憑性を確認する事が最も大切だと思います。

メーカーである(株)シンメトリックス社=SMTX社の野中社長は研究機関の放射線測定器の開発に40年以上携わってきた技術者で、蛍光X線分析機装置はX線検出器からX線発生装置、MCA、分析プログラムまですべて自社で開発出来るのが強みです。
フェムトアンペアを扱える卓越したアナログ回路技術を保有している事は特筆すべきです。
高エネルギー加速器研究機構や産業技術総合研究所などの研究機関などへの納入実績もあります。
SMTX社プリアンプ(Pre Amplifier)はプリアンプに対して新しい可能性を示すものです。
プリアンプは様々な分野に於ける計測にとって必要不可欠な要素デバイスでありますが、プリアンプに求められる高度なアナログ回路設計・組立技術は多くの分野(大学・研究・民間)においても最もボトムネックになっている分野であり、現実的には数十年技術革新は行われていません。



測定器につきましてご質問がある方はメーカーである
(株)シンメトリックス社
までご案内致しますのでお気軽にご相談下さい。

ご予約を頂ければ土日も対応致します。

お電話でのお問い合わせもお気軽に!


☎03-5629-6977

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