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葛飾区の水道水のセシウムの精密測定

前回の記事で液体の試料セシウムの測定、検証を行いましたので、今度はここ葛飾区の水道水(金町浄水所)の蛇口の水の測定を行いました。

前回、Cs-All 0.6Bq/kg。ほぼ理論値どうりの結果が出た事から前回と同じ方法でテストしました。
具体的には3リットルのメジャーカップに3リットルの水を入れ、その中にイオン交換樹脂を入れて約1分間かき混ぜます。
そして数分待ってイオン交換樹脂が底に沈殿したら、水のみを捨てそれを繰り返し10回行いました。
つまり、合計30リットルの水で濾したイオン交換樹脂のみを取り出しそれを測定しました。

No.1


水道水摂取日: 2015年8月22日
検体量: 309g
測定時間: 16時間

DI30L823-16h

表記数値はCs-All 0.9Bq/kgですがiFKR-ZIP-A(リンク)の検体量は320gなので下記で換算値を求めます。

30,000cc÷320=93.75倍

0.9÷93.75=0.0096Bq/kg

Cs-137のピークはありますが、微妙な数値なのでより正確性を担保する為、3リットルのメジャーカップで上記と同じ作業を33回繰り返し、最後に1リットルの水で合計100リットルでイオン交換樹脂を濾し試料を作りました。
ただ水を捨てる際、毎回微量にイオン交換樹脂も捨てていた為か検体量が最終的に277g(Net)に減っていました。

No.2

No.3

水道水摂取日: 2015年8月23日
検体量: 277g
測定時間: 16時間

DI100l824-16h

本来の検体量は320gですので、それを合計100,000cc(100リットル)で割ると

100,000cc÷320=312.5倍

表記数値2.8Bq/kg÷312.5=0.00896Bq/kgになります。

それに重量換算しますと320g÷277=1.16倍

Cs-All 0.0103Bq/kgが参考値となります。

今回のテストでの数値はあくまでも上記の要領で検体の水道水を3リットル容器に入れ1分間程かき混ぜてイオン交換樹脂にセシウムを吸着させる方法での数値ですので低めに出ている可能性もあると思いますのであくまでも最低この程度の濃度の汚染はあると考えたほうが良いかもしれません。
更に効率良く吸着させる方法をテスト、検証する事が今後の課題です。
イオン交換樹脂に100リットルの水を濾す為に3リットルのメジャー容器で33回以上の水を混ぜる作業等は時間も手間もかかり過ぎる為に更に効率の良い方法を考える必要があると思います。
下の画像のように底をカットしたペットボトルにイオン交換樹脂を入れて上からメジャーカップで水を通す方法も試してみましたが3リットルの水を通すのに20分程度かかりますので、100リットルの水を通すのは単純に計算して10時間以上になってしまいます。
イオン交換樹脂のペットボトルを大きなものにして、流水量がわかるメーターを付ける方法が良いかもしれません。

No.4

手間がかかっても民間レベルで一部の液体に限られますが、セシウム0.00XBq/kgレベル数値が知る事が出来る事は画期的な事だと思います。
ほとんどの測定器メーカーは実際の測定に対しては必ずしもプロではありませんが、メーカーである(株)シンメトリックス社の野中社長は各地の原発、衛生研究所などにゲルマを1カ所に1ヶ月以上かけて備え付けたゲルマの測定のスペシャリストでもある事は特筆すべきだと思います。
実際の測定を知り尽くしているからこそ細部に拘り、妥協を許さない仕事が出来るのです。

iFKR-ZIP-Proの第一号機も来月には完成する予定です。
検体量がわずか100gである事、コインシデンスモードでCs-137以外のスペクトルを選択的に見る事が出来る事は、福島第一原子力発電所事故由来のCs-134を同定させる為には協力な武器になります。
私は仕事柄、長年いろいろなメーカーとつき合ってきましたが、(株)シンメトリックス社程、研究熱心に真剣に取り組んでいる妥協を許さないメーカーは他に知りません。
ご予約を頂ければ土日でもご案内致しますので、測定器を検討されている方はお気軽にご連絡をお願い致します。

お電話でのお問い合わせも歓迎致します。

☎03-5629-6977

結果として、行政などが発表している水道水の値より一桁高い数値ですので、推移を見守り定期的に検証する事は非常に大切だと思います。

| 14:36 | 未分類