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汚染は距離に比例しない。

放射能は当然ですが同心円状に汚染が拡大する訳ではありません。
必ずしも汚染は距離に比例するわけでもありません。
いろいろな検体を測定しまして、福島県でも1Bq/kg以下の食品もありますし、福島第一原子力発電所から300km以上離れていてもフクイチ由来の汚染は確認出来ます。
本日も測定依頼のお客様とお話ししましたが、土壌測定の場合、出た数値がだいたい近所の汚染の平均と考えてよいのかとのご質問を頂きましたが、測ってみなければわからないと言う事をお答えしました。
極端ですが、10メートルも離れてない場所でも数倍の違いがある事は多々あります。



一例ですが、下記のAのデータとBのデータを比べてみて下さい。
A地点は福島第一原子力発電所から直線距離にして約250km、B地点は約150km離れている場所のいずれも土壌で本日測定を行いました。

*いずれも画像をクリックしますと拡大します。

A地点
DojoA
検体量176.3g
測定時間 1時間
表記 315.1Bq/kg(セシウム総量)
重量補正参考値 567.1Bq/kg (1.8倍)



B地点
DojoB
検体量101g
測定時間 1時間
表記 10.7Bq/kg(セシウム総量)
重量補正参考値 33.1Bq/kg (3.1倍)

A地点は千葉県富津市金谷の海から近い場所で採取した土壌で、B地点は茨城県桜川市の山林の土壌です。
こちらの測定結果には正直驚きました。
と言いますのは千葉県の富津市に近い館山市などではγ線しか測定出来ないラディーですが0.04μSv/h台の数値が多くそれ程汚染されてないという先入観があったからです。
逆に茨城県の山林の土壌で100Bq/kg以下の場所があるとは考えもしませんでした。

結論は先に申し上げましたが、結局は測定してみなければわからないと言う事です。

放射能測定検査は7月初旬から大変混み合っていましたが、落ち着いてきましたのでお気軽にご連絡下さい。

| 17:11 | 未分類